SYNERGY

シナジー活動記
2019/09/07 (土)
吉本憲矢

枯れた技術の水平思考

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枯れた技術の水平思考とは、「横井軍平」の哲学です。

横井軍平・著 『横井軍平ゲーム館』 (アスキー 1997年)より

 

「ゲーム&ウオッチは、5年早く出そうと思ったら10万円の機械になっていた。

量産効果でどんどん安くなって、3800円になった。それでヒットしたわけです。

 

これを、私は”枯れた技術の水平思考”と呼んでいます。

 

技術者というのは自分の技術をひけらかしたいものだから、最先端技術を使うということを夢に描いてしまい、売れない商品、高い商品ができてしまう。

 

値段が下がるまで、待つ。つまり、その技術が枯れるのを待つ。枯れた技術を水平に考えていく。

垂直に考えたら、電卓のまま終わってしまう。そこを水平に考えたら何ができるか。

そういう利用方法を考えれば、いろいろアイディアというものが出てくるのではないか。」

 

「枯れた技術」とは最先端ではないけど、すでに広く使われて、ノウハウも固まり、不具合も出し尽くして安定して使える技術のことです。「水平思考」とは今まで無かった使い道を考えることで、

良い例に「電卓(枯れた技術)」から「ゲーム&ウォッチの案(水平思考)」を出したのがまさにそれです。

「古い技術のみに頼る」という意味ではない

 

「役目を終えた古い技術のみに頼る、保守的な思考・哲学」という間違った解釈をされる場合があるかもしれませんが、この言葉は本来は「既にある何かを別の使い方や組み合わせをしてみよう」という意味合いの方が近いくて、今の時点で安定しているならば、古いものだけでなく最新の技術や製品だって遠慮なく使うというのが本来の意味です。

 

枯れた技術の水平思考は様々な玩具の開発に活用されているのでいくつかご紹介したいと思います。

 

ラブテスター

ファミコン以前に任天堂が発売したおもちゃの一つ。そしてヨコイズムの原点の一つ。

要するにウソ発見器のおもちゃへの転用です。

「感情の変化で汗が出て電気抵抗が変化する」を「男女の親密さを測るおもちゃ」に転用したものです。

 

ゲームボーイ

ゲームギアやATARI Lynxなどの他社の携帯機が表現力で差別化を図るためにカラー液晶を採用する中、あえて燃費重視でモノクロ液晶を採用。

それ故競合製品とは桁が一つ違うスタミナを実現して他社を突き放した序に爆撃にも耐える耐久性まで手に入れました。

 

ニンテンドーDS、Wii

ニンテンドーDSはATMやPDAなどで既に採用されていたタッチスクリーン操作を、Wiiは携帯電話で広く普及していた加速度センサーをゲーム操作に取り入れることで新感覚のゲーム体験を実現しました。

 

実はゲームだけでなく他の業界でも枯れた技術の水平思考は活用されています。

例をあげると、魚群探知機などがそうです。

これは元々軍用で使われていたソナーの漁業への応用したもので

「潜水艦だけじゃなくて魚もソナーで探知できるんじゃね?」という代物でしたが、これにより天候や季節に左右されずに安定した漁が実現できるようになりました。

 

皆さんも仕事で行き詰まった時に新しいアイディアを出すだけでなく今ある技術を何か別の使い方はできないかと考えれば驚きのヒット商品が生まれるかもしれませんので、ぜひ試してみてください!

以上で今回のブログは終わります。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

それでは良い週末を。

 

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この記事を書いた人
2019年 新卒で株式会社シナジーに入社。ビルメンテナンス事業部にて活躍中。大学生時代は、陸上部の副部長としてチームを縁の下から支える。現在でも走ることが好きで、東広島を走る目撃情報も。
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