
小濱 亮介
Q.仕事内容を教えてください
今は執行役員として、主に会社全体の経営に関わっています。
Q.入社したきっかけは何ですか?
僕が大学を卒業した時は、就職先が決まっていませんでした。
岡山で1~2ヶ月ほどニート生活を送りましたが、「流石に働かんとなぁ」と思って。
第二新卒のインターンシップを募集している会社があって、それがシナジーコミュニケーションズだったんです(シナジーグループの中で警備を行っている会社)。
当時の彼女が東広島、西条に住んでいたこともあって、インターン後にシナジーコミュニケーションズに入社しました。
Q.入社当初はどのような仕事をしていましたか?
業務内容は、警備員を配置したり、教育したりする「ディレクション」です。
当時はリーマンショックの翌年くらいで、有効求人倍率も1を切っていましたし、仕事のほうが少ないような状況だったので、警備員として登録している方は多かったです。
入社3ヶ月で上司が辞めてしまったので、そこから130人ほどの警備員さんを管理していました。多い日だと、60~70人が稼働しているような状況でしたね。
当時は結構アナログな会社で。入って数ヶ月ながら、改善できる仕組みがいくつかあったので、朝5時から夜遅くまで働いてましたね。
Q.やめようとは思わなかったんですか?
当時から独立志向があって、3年は続けようと思ってたんです。
僕は理学部の数理情報っていう数学を勉強するところの出身で、周りに教師になる同級生が多かったんですね。それから、高校の同級生は大手の銀行に勤めてる人も多かった。
「周りに負けたくないな」っていう気持ちが強かったです。特に就職も普通の新卒より出遅れていたので。。
あとは、社内に同期もいなくて上司も辞めてしまったので、裁量権がある程度あったんです。入って半年で経営計画を作って、金融機関や社長の前で報告することもありました。
夜残っていたのは、仕事もしていましたが、経営の本を読みながら事業計画を作るためでもありました。1年半ほど、シナジーコミュニケーションの方で働いて、それからシナジーの人材派遣の方に移りましたね。
Q.どういう経緯で人材派遣の部門に異動になったんですか?
当時、今やってる「未来会議」のような管理者の合宿があったので、直談判をして「このまま続ける気はない。人材派遣の分野であれば、自分ももっとやれると思う」と異動を申し出ました。
小さい会社だったので。ある程度成果も残しているし「まぁ行けるだろう」みたいなことを思ってました。調子に乗ってましたね(笑)
Q.当時苦労したことなどはありますか?
2年目になり、初めて部下ができたんです。10歳位年上の。とても人当たりが良い営業マンっていう感じの人でした。その時に「どうやったらこの人に動いてもらえるかな?」っていうのは考えてましたね。
それから、人材事業のほうに移ってからは取引先を探すのに苦労しました。当時は東日本大震災があった年で、かなり不景気だったと思います。面接にたくさん人は来るけれど、派遣先が少ない、といった状況でした。
僕は面接もたくさんして人を採用しながら、テレアポで派遣先の企業さんを探す日々です。そんな中、当時90%ほどのボリュームを占めていた派遣先で、僕が採用したスタッフさんがトラブルを起こしてしまいました。結果「シナジーからはこれ以上人を新規で入れない」という事態に…。
そこから本気で営業を頑張りました。毎日テレアポをして、毎回手紙を書いて…。その結果お客様の助けもあり、まいた種が花開いたんですね。当時30,40名ほどだった派遣スタッフが3年で170名ほどになり、売上も3年で3倍になりました。

Q.会社設立もされていますが、どういった経緯で作ったんでしょうか?
経営者向けに「経営セミナー」を行っている時期があったのですが、この事業をする中で違和感を感じるようになったんです。
「自分は会社を作ったこともないのに、起業家や経営者に対して偉そうに喋って良いのか?」と。それを会社に伝えたところ「資本金を出すから、作ったら良い」ということで自分の会社を作ることになった、という経緯ですね。
定款を作成したり、銀行口座を作ったり、いろんな手続きがいるんだと知りました。会社設立って大変なイメージはあったんですが、思ったよりは楽にできました。
Q.最後に就活生へのメッセージをお願いします!
やりたいことや目標が決まっていなかったとしても、「なにかに夢中になりたい」人と働きたいですね。
それから「自分にしかできないことをやりたい」人ではなく「自分の業務を誰でもできるようにしていくこと」ができるような人。
大学生にはよく面接時に「自分にしかできないことをやりたい」と言われますが、そのたびに「そういった方は当社には向かない」と伝えています。(結構ストレートに。。)
なぜなら、事業を永続的に発展させ続けるためには、能力のある人に本人しかできない業務をし続けられると困るからです。もちろん、最初からそれができている必要はありません。でも、一見「その人にしかできないように見える業務」を「誰でもできるように改良する」のが求めたいスキルです。
あとは「同年代に負けたくない」っていうような気持ちを持った人ですかね。きちんと評価を給与に反映させる仕組みがあるので、やりがいも感じられるはずです。年功序列ではなく、成果を上げた人に還元できる環境にしています。