WANICO合同会社様は、広島市西区に拠点を置き、通所介護(デイサービス)事業所「レッツ倶楽部 井口台」を運営されており、地域における高齢者の自立支援・介護予防に取り組まれている企業様です。
要支援・要介護認定を受けた方を対象に、リハビリに特化したサービスを提供し、住み慣れた地域でその人らしい生活を続けていくための支援を行っておられます。
デイサービスにおける入浴ニーズの高まりや、高齢者の自立支援において重要となる「歩行」に着目し、「レッツ倶楽部」では歩行訓練と入浴支援を重視したプログラムを導入。半日型と1日型の2つの事業形態を備え、1日型事業所ではIADL(手段的日常生活動作訓練)を通じて、日常生活の“これがしたい”を実現する支援を行っています。
今回は初めての外国人採用をどのような経緯でシナジーに依頼されたのか、受入れ前の不安と受入れ後の感想などを伺ってきました。
目次
- 特定技能外国人の受け入れを検討されたきっかけは何でしたか?
- 受け入れ前にどのような課題や不安がありましたか?
- 外国人材の受け入れに対して、社内ではどのような意見がありましたか?
- 採用活動において重視していることはありますか?(日本人・外国人を問わず)
- 実際に初めて特定技能外国人を受け入れてみて、いかがでしたか?
- 受け入れ後、当初の不安や課題はどのように変化しましたか?
- 特定技能外国人の方は、現在どのような業務を担当されていますか?
- 受け入れ後、職場にどのような良い影響がありましたか?
- 教育やOJT、生活面で工夫されていることはありますか?
- 今後の展望について教えてください。
- これから特定技能外国人の受け入れを検討している企業様へメッセージをお願いします。
特定技能外国人の受け入れを検討されたきっかけは何でしたか?

もともと私自身が、外国人材の活用には興味を持っていました。
そのような中で、シナジーさんから施設へ連絡があり、資料を送ってもらったことがきっかけです。
実は、私とシナジーの小濱部長が以前からの知り合いであったこともあり、そこからは商談、面接までとんとん拍子に話が進みました。
背景としては、他の介護施設様と同様に人材不足が大きな課題となっており、求人広告なども活用して採用活動は行っていたものの、年々採用が難しくなってきている状況がありました。
受け入れ前にどのような課題や不安がありましたか?
正直に言うと、日本語でのコミュニケーションについては不安がありましたし、
文化や風習の違いについても心配はありました。
ただ、スタッフが不足している状況の中で、「不安があるからやらない」という選択をしている余裕もなく、外国人材の活用に踏み切った、というのが実際のところです。
外国人材の受け入れに対して、社内ではどのような意見がありましたか?
日本人スタッフからは、強い不安の声は特にありませんでした。
それよりも、「どの国籍の方が来るのか」「どんな人が来るのか」といった前向きな興味を持っているスタッフが多かった印象です。
採用活動において重視していることはありますか?(日本人・外国人を問わず)
明るく、楽しく働けること、そして大人数の中でもしっかりと業務に向き合えることを重視しています。
今回入社した特定技能外国人の2名についても、その点を大切にしながら採用しました。
実際に初めて特定技能外国人を受け入れてみて、いかがでしたか?
実際に受け入れてみると、やはり課題はありました。
例えば、業務内容を説明した際に、雰囲気的には分かったような反応をしたり、「分かりました」と返事はするものの、実際には十分に理解できていないケースがありました。
事前にシナジーから聞いてはいましたが、実際にそうした場面に直面することで、改めて実感しました。
受け入れ後、当初の不安や課題はどのように変化しましたか?
説明の仕方については、今でも難しさを感じる場面があります。
アプリを使って説明したり、できるだけ分かりやすい言葉を選んで伝えるように心がけていますが、こちらが「どう伝えれば良いのか分からない」と感じることもあります。
また、日本語特有の言い回しも課題です。
例えば「うまくやっていこう」といった表現を、外国語でどう伝えれば良いのか分からず、日本語のニュアンスが伝わりにくいと感じることもあります。
リハビリ特化型のデイサービスという特性上、元気な利用者様が多く、会話のキャッチボールは欠かせません。
「調子はどう?」といった簡単な会話はできるようになってきましたが、会話のやり取りについては、今後さらにレベルアップしていってほしいと考えています
特定技能外国人の方は、現在どのような業務を担当されていますか?
主に、移動時の介助やトレーニングの指導を担当しています。
また、将来的に送迎ができるように、時間を見つけて運転の練習もしております。
受け入れ後、職場にどのような良い影響がありましたか?

職場全体の雰囲気は、明るくなったと感じています。
施設のスタッフと一緒に観光や買い物に行ったり、飲み会に参加したりと、プライベートでも交流があり、楽しんでいる様子が見られます。
先日は宮島にも行きましたが、普段は大人しい印象の外国人スタッフも、とても喜んでいました。
もう一人はとても気さくでお酒も好きなため、飲み会の最後まで付き合うこともあり、人間関係はとても良好だと感じています。
教育やOJT、生活面で工夫されていることはありますか?
できるだけ分かりやすい言葉で伝えること、そしてアプリなどのツールを活用しながら指導を行っています。
また、2人それぞれで成長のスピードが異なるため、共通して行う業務と、個別に担当する業務を分け、本人たちが働きやすい環境づくりを意識しています。
今後の展望について教えてください。
今のところは、まず入社した2名を一人前に育てることを最優先に考えています。
現時点では、すべての業務を完璧にこなせているわけではありませんが、将来的には送迎まで含めて、安心して任せられる状態を目指しています。
課題はありますが、この3か月で非常に成長していることは間違いありません。
これから特定技能外国人の受け入れを検討している企業様へメッセージをお願いします。
受け入れがうまくいくかどうかは、施設や会社の考え方が大きく影響すると思います。
外国人材に対して興味があり、スタッフが協力的に関われる企業であれば、外国人採用は非常に有効な選択肢の一つになるとおもいます。