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採用担当者向け
2020/10/30 (金)
杉原里志

20代と30代の成長の違い

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自慢ではありませんが、
自分は学生時代、勉強ができませんでした。

今でも勉強はできるわけではないと思います。
学生時代よりも
頭はよくなっている自信はありますが、

もしこれから3年間、
必死に受験勉強をしたとしても、
青山学院大学には、絶対に受からないでしょう。

受験は、試験の点数で評価されます。
だから、1問目が難しい問題だとしたら、
2問目から10問目が解ける問題であれば、

1問目を飛ばして、残りの9問を先に解くことを要求されます。

たとえ1問目が
どれほど難しい問題だったとしても、

その1問解くよりも、
残りのやさしい9問を解いて90点取ることが重要です。

しかし、仕事は違います。

仕事で求められるのは、
時間さえあれば誰でも解ける2問目から
10問目までを解くことではありません。

他の人が解けない1問目を解くことにこそ価値があります。

 

いいわけですが、
自分はその1問目を
グダグダと考えてしまうタイプなので、

あまり賢くならないわけです。

そしてこの事例は、
20代の成長と、

30代以降の成長にも共通するものを感じます。

 

実は、仕事では90点までは
主要なところを学べば誰でも取れるようになります。

しかし、100点、101点をとろうと考えると、
その10倍も、100倍も頭を使って考えることが求められます。

そして、そのためには
単に知識を吸収するだけではなく、

知識や情報を基に自分の頭で考えることが必要になります。

 

つまり、
90点で伸び悩む人に不足しているのは、

学力ではなく、
答えが出るまでのひとつの問題を考え続ける力です。

 

学生時代に勉強できた人は、
仕事でも90点を取るのが早い。

ですが、
ひとつのものごとを
じっくり考える訓練がされていない。

 

自分のように勉強ができない人間は、
勉強も仕事も、早い段階でつまずくため、
いやでも考えざるを得ない状況に追いやられます。

 

20代は仕事の基本を早期に身につけ、
確実に90点を取るための成長。
1問目はムシして、
自分が解ける残りの問題で
90点を確実に稼げば十分です。

だから、勉強の延長でも仕事はできます。

 

しかし、30代以降になれば、
残り一つの骨のある問題に
自分なりの答えを出すために、

深く考える能力が求められます。

人とは違うアイデアを出し、
それまでにない工夫、

まだ誰も気づいていない発見を
することを求められるから。

人は答えを「外」に
求めてしまいがちですが、

本当に大切な答えは常に
「自分の頭の中」にあります。

 

深く考えることで、
自分の頭の中から答えを見つけ出すこと。

 

いろいろな事に、
自分なりの答えを持つことが、

仕事のレベルを上げていくことに
直結するものだと実感しています。

 

多くの企業は20代で
成長しそうな人を好みます。

ですが、
実際に会社を牽引しているのは、
30代以降で伸びるタイプ。

企業のステージによって、
誰を採用するかは様々ですが、

ときどき、1問目で悩むタイプを採用すると
企業の成長は面白みが増します。

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この記事を書いた人
1978年 広島生まれ 株式会社シナジー 取締役 地方中小企業の新卒採用を支援するスカウト型イベントを展開中。小さな会社の採用を成功させるには、「採用力」を高める前に、競争力のあるビジネスモデル、企業力が必要と実感し、社長の学校「プレジデントアカデミー」を広島で開校。自身も「経営の12分野」メソッドを組織に浸透させるための企業研修のガイドを行っている。 『ぐっとくる会社を、もっと。』を、ブランドスローガンに中小企業を活性化させる活動をしているが、自社でも財団法人次世代普及機構が主催する2017『ホワイト企業アワード』の制度部門で大賞を受賞している。
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