SYNERGY

経営者向け
2020/04/18 (土)
杉原里志

「何でもやる」ことは生産性が落ちる

Pocket
LINEで送る

すぐやる 

できるまでやる 

必ずやる

 

世界一のモーターメーカー

日本電産の創業者である

永守 重信 会長 兼 CEO の格言です。

 

社会人になれば

誰もが一度は耳にされたことがある

格言かもしれません。

 

すぐやる 

できるまでやる 

必ずやる

 

自分はこの言葉が苦手でした。

 

当然、理解はしているのです。

この格言が示す精神は社会人として、

とても大切な本質を示しているということは。

 

ただ、私の周りでこの格言を

口にする人の多くは

 

私がその人に仕事を依頼した場合

理屈をつけてあっさり断わることが多いのです。

 

会社としては5倍くらい

生産性の上がる依頼でも

「オレ、そういうの向かないんだよね」

といって、サラッと依頼を断るわけです。

 

断られるたび

「あなたの生産性は上がるかもしれないが

 あなたがいるチームとしては

 生産性は上がらんのですよ!」

 

と、心の中で泣くわけです。

 

杉原調べ では、このフレーズを使う人の多くは

ワンセットで、大体この言葉を使います。

 

上司の言うことには、

「Yes!か、ハイ!か、わかりました!だろ!」

※ほぼ、偏見です。

 

そう、「頼まれごとは、試されごと」だという

 

クロフネカンパニー代表取締役 中村文昭さんの

精神を引き継いだ言葉だと解釈して

自分を納得させようと試みてみました。

 

わかります。

 

それぞれ、単品でその格言に触れてみれば

それぞれ、良い言葉です。

 

これらをワンセットで言ってくる人に

共通しているのが

 

自分が不得意な仕事はやらない

というワガママにも似た

仕事の取捨選択の

強い腕力を持っているということ。

 

それには、絶望しつつもあり

羨ましくもありました。

 

もう一つの苦手な言葉

 

周囲を引きずり回せ

引きずるのと引きずられるのとでは

永い間に天地のひらきができる。

 

 by 電通 4代目社長 

   吉田 秀雄 (鬼十則より)

 

こういう格言を眺めつつ

少なくとも私には

すぐやる余裕を持ち合わせている人は

私たちのような引きずられる犠牲者がいて

 

強者の論理を

振り回しているだけのように

映っていたのです。

 

あなたの仕事が早いのは

あなたがやりたくないことを

こちらがやっているからですよ。

 

そこ、わかりますか?

そこ、感謝してその言葉言ってますか?

という泣き言があるわけです。

 

冷静に考えれば「すぐやる〜」は

「Yes!か、ハイ!か、わかりました!」

と抱き合わせなければ

特に論理的には破綻しません。

 

自分で選んだ

大切な仕事に対しては

常に、すぐやれる余裕を

持っていればいいのですから。

 

それに気づいてからは

高い価値が出せることに

集中しないと迷惑をかける

と考えるようになりました。

 

そうなれば、

高い価値を出せないことを見極め

丁寧に、しっかりと

断らなければなりません。

 

「すぐやる〜」という格言に

向き合えるようになるには

自分自身の提供できる価値を

しっかりと見極め、理解し

高め、それに集中すること。

 

相手に「価値がある」

と、思ってもらえる

仕事に集中して、少し余裕を持つこと。

 

社会人になり

20年近く経過しましたが

ようやく消化しはじめてきました。

 

会社が小さなころは

何でも自分でやらないといけないので

本当に色々なことをやってきました。

 

それが当たり前だと思っていました。

 

でも近年では

外部環境も変わり

アウトソーシング事業者も

充実してきており

 

業務委託することで

自分自身のやるべきことに

集中することもできます。

 

労働法令が更に厳しくなり

日本も本格的に生産性を

高めないといけなくなりました。

 

これまでは、不得意だけれども

社員は頑張っているというのは

一定の評価を得ることができました。

 

しかし、既に

悠長なことを言っていられません。

 

どうやったって、

人は得意な事をやった方がはるかに

パフォーマンス高いわけですから。

 

仕事は細分化され

それぞれが得意な人に割り当てられていく。

 

これからの仕事は驚くほど

細分化されていくでしょう。

 

やりたい仕事に集中できる方が

応募も増えますし

生産性もあがります。

 

結果的に、経営負担が少なくなります。

 

仕事は、任せる側も

受ける側も、しっかり考えて

進めないといけない時代なのです。

 

業務委託することが嫌いな

自分がこういうことを言う

時代が来たのかと

あらためて驚いているわけです。

 

Pocket
LINEで送る

この記事を書いた人
1978年 広島生まれ 株式会社シナジー 取締役 地方中小企業の新卒採用を支援するスカウト型イベントを展開中。小さな会社の採用を成功させるには、「採用力」を高める前に、競争力のあるビジネスモデル、企業力が必要と実感し、社長の学校「プレジデントアカデミー」を広島で開校。自身も「経営の12分野」メソッドを組織に浸透させるための企業研修のガイドを行っている。 『ぐっとくる会社を、もっと。』を、ブランドスローガンに中小企業を活性化させる活動をしているが、自社でも財団法人次世代普及機構が主催する2017『ホワイト企業アワード』の制度部門で大賞を受賞している。
お電話でのお問い合わせ
TEL.082-493-8601
〔 受付時間 〕 8:30~17:30 定休日:土日祝
メールでのお問い合わせ
SYNERGY 2021年度 新卒採用
ぐっとくる会社って、何色でしょう。
人生いろいろ。型にはめても、はまってもダメ。
ぐっとくる会社の色は、いろいろあっていいものです。

<ぐっと>はいろいろな幅があって自由なものです。
自由って、いいですね。心が晴れます。

お客さまの自由を描くために、私たちは日々頑張っています。
一緒に、「ぐっとくる」を、生み出しませんか。
PAGE TOP

シナジーメルマガ
『ぐっとレター』申込み

経営や採用のお役立ち情報をお届けします。

シナジーメルマガ『ぐっとレター』に登録