能力と心、どちらを重視しますか?

広報シナジー
ウチの社長は優しいな・・
と、感じる考え方に
給与査定をするときは
全員、少なくとも上がることを
前提で考えたいと言われます。
これまでその思想の違いで
随分と議論を重ねました。
全員の給与を上げたい。
長くいればそれだけで給料を上げる
年功序列型の組織であってほしい。
そういった話を色々な人からもされます。
右肩上がりの経済成長がとっくに
終わってしまった日本社会では
全員の給与が時間とともに上がる
というのは、あまりに非論理的な
人事設計だと言わざるを得ません。
全員の給与が上がるということは
成果を出している人の昇給分を
成果を出していない人へ補填する
ということに他ならないからです。
会社の利益を削って
成果を出していない人に対しても
昇給させるという考えがあるでは
ないかと思うかもしれませんが
成果がでない社員に利益を削って
昇給させ続けることができるほど
マーケットはとぼけてはいません。
再分配される原資は限られているため
本来分配されるはずだった人分が
本来分配されないはずの人へ分配される。
頑張って成果を出した人は
報われないので辞めたがるし
成果を出さなくても
昇給が見えているので
頑張ったフリがうまい人材が
働きたがる会社になる。
古き良き昭和の高度経済成長は
そういったものを全て飲み込んで
一即多に成長したわけです。
□成果主義は結果だけで評価するものではない
シナジーは成果主義を
ポリシーとしています。
そういうと
売上や利益しか評価しないように
捉えるかもしれませんが
仕事の結果だけで評価せずに
「結果を出すためにどんな行動をしたか」
といったプロセスの部分も
評価対象にしています。
仕事には
「これを守っていれば、結果が出る」
と考えられるプロセスとしての
行動があります。
たとえば営業であれば
アポイントのアプローチ件数などは
わかりやすいものです。
営業の例でいえば
売り上げも当然評価の指標になりえますが
これはどうしても外的なものに
左右されてしまいます。
しかし
結果を出すためにどんな行動をするか
(=プロセス)という点を
営業担当と評価する上司が共有し
行動改善目標として提示すれば
営業担当は結果が伴わない時期も
モチベーションを失わずに
仕事をすることができます。
もちろん、結果が悪くても
そのプロセスを実施できたのであれば
給料に反映されるわけです。
このやるべきプロセスが
未達な社員に対して
給与を上げて欲しいという思想が
最初に出てきた全員昇給型。
やりきった社員からすると
当然非論理的な人事評価設計に
映るはずです。
評価制度という手ではさわれない
会社の思想をどう考えるかを
いつも悩んでいるわけですが
面白そうな本に出会いました。
人事ポリシー
評価制度ではなく
ポリシーという言葉が聞き慣れませんが
本来、評価が目的ではなく求める社員像
を追求するのが制度目的なのですから
このポリシーという言葉は
違和感はあるのですが
実に適切な言葉なのだと思います。
能力と心、どちらを重視しますか?
多くの会社がぶち当たる壁
能力と心、どちらを重視するのか。
人事問題の中でも
興味深い問がなされていました。
あなたなら、どう答えるでしょう?
心と能力のマトリックス
著者がその説明に
この図で説明をしていました。
1番は、最高ですが
そうそういません。
4番の能力は低く
心がきれいでない人は
除外するとして
2番と、3番
どちらを優先するべきか。
人事問題からすれば
究極の問題といえるものです。
これは、経営者によって
回答は様々あります。
リーダーにはまず能力を求め
管理を厳しく行い
心は経営者が浄化させていく
という方法をとる社長もいます。
2と3のどちらが正解かは
私にもわかりませんが
この本の著者の西尾さんは
採用における「心のきれいさ」
は、理念への共感だと置き換えました。
確かに能力が高くても
理念への共感をしていない人
を昇進させいくと
経営者の思いと違う方向へ
暴走させたり
会社の方針とは違う施策を打って
社員を困惑させるケースが多くあります。
シナジーでも
グループリーダー
※一般企業でいう係長以上課長未満
が裁量権を持ち始めて
会社の価値観と違う暴走をして
退職になるケースがあります(^_^;)
裁量権や実力が出てくると
自分自身の思想に基いて
行使したくなるものです。
しかし、会社には
それぞれの価値観があります。
その価値観に共感している人物が
その会社にとっての
「心がきれいな人」であり
「会社が求める人材」だと言えます。
ポリシーに沿った採用を!
会社の求めない人物は
表面上取り繕っているだけなので
人事ポリシーでとにかく
はみ出よう、はみ出ようとします。
自分の解釈を会社に押し付けて
会社の価値観を自分の価値観に
書き換えようとする傾向があり
明確にすればするほど
会社と社員の価値観の違いが
浮き彫りになるため、会社も
社員も疲れてきます。
だからこそ採用時
人事ポリシーに十分
共感した人材かどうかが
重要になるわけですが
みんな、内定が欲しくて
共感したフリをしてしまうので
そこをどう選別していくかが
採用時の責任になるんですよね。
採用シーズンに入りました。
人事ポリシーに沿った採用を
がんばってくださいね!
─── ぐっとくる会社を、もっと。 ───
株式会社シナジー
〜2017ホワイト企業アワード受賞〜
〜注目の西日本ベンチャー100に選出〜
~日経Associe 特集人気注目の企業71に選出~
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経営の12分野
【中小企業のためのスカウト型新卒採用イベント】
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執筆者
広報シナジー

賃金上昇の波を乗りこなす!中小企業が生き残るための「付加価値経営」への転換
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小濱亮介

早期退職の根本原因は「面接の腹の探り合い」!新卒のギャップをなくす中小企業の採用戦略
早期退職の根本原因は「面接の腹の探り合い」!新卒のギャップをなくす中小企業の採用戦略 最近、新卒社員が退職代行を使って会社を辞める事例がニュースなどで話題になりました。 入社してわずか3日や1日で、希望する配属先でなかったり、会社の雰囲気が違ったりといった入社時とのギャップを理由に辞めるケースも散見されます。 採用面接が、学生に「いい会社だ」と思われたい企業と、内定が欲しい学生との間で行われる「腹の探り合い」の時間になっていることが、早期退職の大きな原因です。 企業側は、このギャップをなくす努力をしなければなりません。 特に中小企業の採用は、システマチックにできるものではなく、「人と人」の繋がりが重要です。 面接では、学生に「本当の自分」で話してもらうよう促し、お互いが本音ベースで話すことが大切です。 また、選考フェーズを多く設けるだけでなく、学生の弱点をストレートに伝え、入社前に克服すべきことを明確にすることもギャップの予防になります。 さらに、内定後に企業イベントへの参加やアルバイトを通じて入社前に社員の半分以上と交流してもらうことで、会社が目指す未来を深く理解してもらい、ミスマッチを大幅に減らせます。 採用活動には、営業活動と同じくらいの熱量をかけて、経営者や人事が真剣に取り組む必要があります。 作り込んだアピールではなく、相手目線に立って本音でぶつかり合う姿勢こそが、中小企業が求める人材を獲得し、共に成長していくための鍵となります。 この内容についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの動画をご覧ください。 シナジー公式YouTubeチャンネルにて こちらのブログの内容をもっと詳しく発信中!

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頑張ったのに給料が上がらない?成果と報酬のズレをなくす「給与評価制度」の作り方 「成果を出したのに給料が上がらない」と感じ、仕事へのモチベーションが下がってしまった経験はありませんか。 自己評価が高い社員と、会社が求める成果にズレがあるために、結果的に会社を辞めてしまうケースも少なくありません。 多くの企業が「これが本当に正解か」と悩みながら、評価制度のPDCAを回しているのが現状です。 まず、社員に認識していただきたいのは、給料とは仕事をして顧客からの評価を得て、その後の売上(利益)から発生するものであるという大前提です。 会社としてすべきは、社員が「どうすれば自分の給料が上がるのか」が明確になるよう、評価制度をきっちりと仕組み化することです。 特にMBO(目標管理)においては、上司と現場がずれないよう、成果目標を必ず数値化して握り合うことが重要です。 中小企業であっても、この仕組みを整えることで、まるでゲームのように「クリアしたら上がる」という見える化が達成でき、業務への取り組みやすさが劇的に向上します。 給与体系が明確になればなるほど、社員一人ひとりの働くモチベーションは高まります。 私たちは、自分の頑張り(自己評価)だけでなく、他者や市場からの評価を念頭に置き、成長のステップを明確にすべきです。 ぜひ、給与の体制を見直し、社員が前向きに頑張れる組織へと変革を遂げましょう。 この内容についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの動画をご覧ください。 シナジー公式YouTubeチャンネルにて こちらのブログの内容をもっと詳しく発信中!

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AIを使わないと成長は止まる!生産性を劇的に上げる業務別AI活用術 ChatGPTなどAIの利用者数は増加していますが、遊びや簡単な作業でしか使えず、実際の業務で「使いこなせない」と感じている方が多いのではないでしょうか。 日本人には「完璧なものじゃないと使えない」という意識があり、そのレッテルが業務効率化のチャンスを逃しているかもしれません。 しかし、AIを導入しなければ、仕事の生産性を上げることはもはや不可能だとされています。 当社の事例として、社内ナレッジを一瞬で検索・文章化できるNotion AIを活用し、情報探索を劇的に効率化しています。 Notion AIはクローズドな社内情報から生成するため、情報管理の面でも利点があります。 また、ChatGPTを使ってExcelの関数作成やVBAコードを生成し、手動では手間のかかる作業を一瞬で処理しています。 さらに、スライド生成にはGammaなどのAIも活用可能です。 AIは、これまで無理だとされてきた業務を、爆発的なスピードと効率で処理することを可能にします。 AIを使わないと、企業としても個人としても成長が見込めない時代はすぐそこまで来ています。 私たちは、その仕事が自分でやらなければならないことなのかということを常に疑い、AIで代替できないかを考えるべきです。生産性の壁を打ち破り、次の時代の働き方を手に入れましょう。 この内容についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの動画をご覧ください。 シナジー公式YouTubeチャンネルにて こちらのブログの内容をもっと詳しく発信中!

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経営者が語るべき「挑戦の旗」!100億円企業を目指すためのミッションと数字の設定 多くの経営者が、会社を大きくしたい、良い人材を採用したいと考えているものの、具体的に「どこを目指したらいいか分からない」と悩んでいるのではないでしょうか。 目指すべき方向が不明確なままだと、社員をどこに導けばいいかも分からず、会社自体が彷徨ってしまいがちです。 経営者にとって最も重要な仕事は、自分たちがここを目指すんだという「ミッション(旗)」を掲げることです。 例えば、当社では「あらゆる人と組織に元気のきっかけを作り出す」というミッションのもと、分かりやすい指標として2045年に売上100億円を目指すという目標を定めています。 売上、経常利益、粗利、自価総額など何でも良いので、自分たちが目指したい姿を数字でプロットして設定することが非常に重要です。 なぜなら、目標を数字で設定することで、現状との差が明確になり、どう行動すべきかという意思決定の基準がすべて明確になるからです。 この「挑戦の旗」を掲げることが、社員やお客さんに対して、会社が社会に対してどのような貢献をするのかという社会的な意義を示すメッセージとなります。 まずは、経営者自身が目指したい姿を数字化し、会社を次の成長へと導く「挑戦の旗」を掲げ、組織を力強く牽引していきましょう。 この内容についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの動画をご覧ください。 シナジー公式YouTubeチャンネルにて こちらのブログの内容をもっと詳しく発信中!

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好きより得意を選べ!社員が輝き、成果を出す「適材適所」配置戦略 多くの企業が、せっかく採用した人材が部署で力を発揮できず、適切な場所に配置できているか悩んでいるのではないでしょうか。 また、「好きなことを仕事にすべき」という風潮がありますが、環境が変わると「好き」は変わりやすく、必ずしも継続しやすいとは限りません。 配置転換は、経営において非常に重要な戦略であり、一歩間違えると組織の成長を大きく阻害してしまう可能性があります。 人材配置で重要なのは、先に仕事や場所を決めてから人に合わせる「書適材」(ジョブ型)という考え方です。 個人にとっては、変わりやすい「好き」よりも、「得意なこと」をやり続ける方が、成果によって認められ、やがて「好き」に変わるタイミングが訪れるため、得意なことを伸ばすべきです。 特に中小企業では、人事や経営陣と現場の距離が近いという強みを活かし、なぜその部署・ポジションなのかという目的と、成長して欲しい部分を本人に丁寧に伝えるコミュニケーションが不可欠です。 また、現場と経営の情報を融合させるため、中間管理職との連携(コミュニケーション)を重視する必要があります。 配置転換は、会社の成長のための重要な戦略の一つであり、私たちは、社員の成長と会社の成長という軸で、苦手な部分も含め正直に本人に伝えていく姿勢が求められます。 適切な配置と意図の共有を通じて、人材を真に輝かせ、組織全体の成長を加速させましょう。 この内容についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの動画をご覧ください。 シナジー公式YouTubeチャンネルにて こちらのブログの内容をもっと詳しく発信中!

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