シナジー活動記
2019/06/19 (水)
後藤真紀子

夢とキャリア(2)

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カレー部 部長の後藤です。
カレーをつくるスピードが消費するスピードを上回り、
冷凍庫がカレーに浸食されつつあります。
需要と供給がつり合うことって大事だなぁ・・・と、
冷凍庫から目当ての食品を探しながら思ってしまいます。
今週もカレーの香りただようブログをお届けします。

さて先週が初回投稿となった私ですが、
ひとつのお題を2週に分けるという禁じ手を使いました。
今回は将来の夢がなかったために、夢を捏造して生きてきた私が
『クランボルツに学ぶ夢のあきらめ方』という書籍に学び
夢を見つけて片を付けるまでをまとめました。
肩の力を抜いて、ゆるりとお付き合いください。

まず私に必要だったのは、夢を見つけることです。
気合と根性を頼りにしても見つかるものでもありません。
ここの段階で活躍するのが「夢の棚卸し」です。
これまでの人生で夢中になったこと・なりたかったこと
その理由やきっかけを年代ごとにまとめます。
これをするかどうかが後々効いてくるようなので
脳みそを絞る勢いで頑張りました。

その結果、好きなものや目標は変化していくことに気づきました。
それはクランボルツ理論の結論でもあります。
そして、それを実感することが大事なのだと書籍にも書かれています。
私の場合、小学生くらいの時は自分は運動が得意だと思っていましたし、
実際に体を動かすことも大好きでした。
サッカーボールを蹴るだけで笑いを取れる今からすると、
信じられないですね・・・

海老原さんは夢のことを指して
「人生折々の旬みたいなもの」と表しています。
夢は移り変わっていくものだという前提は
とても私の気持ちを楽にしてくれました。
なぜなら、これまで私は夢というものを
自分の人生をかけて達成するもの、
それこそ海賊王になる!というくらい
大きなものでないといけないと思っていました。

もうひとつ、クランボルツ理論の中心となることがあります。
それは好きや目標のきっかけは、周囲の人からもたらされる
偶然がきっかけになっているということです。
私を例に挙げると、いま好きな「本を読むこと」との出会いは
実家に大量の小説やマンガがあったことです。
母も本を読むのが好きなので、集められた大量の本を
暇つぶしに読み始めたことが好きになったきっかけです。
そして本を読むようになって、生活も考え方も変わりました。

つまり偶然の出会いが自分を変え、それを受け入れることで
人生も変わっていくということです。
その機会を意図的に増やしていけばいくほど、人生は豊かになると
書籍の中で海老原さんはおっしゃっています。
そのために必要な5つの条件についても、書籍には書かれていますが
ここでは割愛させていただきます。
気になった方は、ぜひ読んでみてください!

ここからは私自身の話に戻ります。
私も「本を読むこと」を将来の夢と結びつけたいと
考えたことがありました。
本を読むために図書館へ通っていたことがきっかけで、
司書資格を取得できる学校を進学先に選んだのです。

ならば、なぜ図書館司書にならなかったのか?という話になりますね。
最終的に司書の資格は取れましたが、就職活動をする中で
「図書館司書になる」ことを真剣に考えませんでした。
その理由を思い返してみると、次のふたつがありました。
◆「司書資格は就職のパスポートにならない」と断言されビビったから
◆本気で司書になろうとして、なれなかった時がつらいから
あらためて文字にすると、なんとも情けないものです・・・

この夢の生煮え状態こそが、厄介なのです。
なぜなら、自分の才能を活かせる場に踏み出すこともできず
現状に不満を抱いてくすぶり続けることになるからです。

まずは踏み出してみて、どういった形であれ夢を終わらせ、次の夢へ踏み出す。
それを書籍の中では「夢を代謝する」と表現されています。
きちんと夢を代謝させることができたかどうかが、
その後どのように生きていくかも決めるということでしょう。

では「夢を代謝する」ことができなかった私は
どうしたのかといいますと・・・
腕試しの場を利用して、仕事を続けながら
夢を代謝することにしました。
この方法は、「好きなことにそこそこ向いている人」に適している、
「保険をかけて、夢を代謝する」方法として紹介されています。

具体的には、図書館という世界に一歩踏み込んでみて
覚悟のほどを試してみることにしたのです。
幸いにも東広島市の図書館は、ボランティアとして
活動に関わることができます。

まずはボランティアとして、図書館に関わってみながら
そこで見えてくることや気づきをもとに、
くすぶらせていた夢を代謝してしてみることにしました。
書籍で海老原さんが伝えたかった内容とは、違う形ではありますが
そこは次に見つける夢で実践してみようと思います。

私の夢がどのように代謝されたのかは
またの機会にご紹介できたら幸いです。
それではまた次週!

参考書籍:海老原 嗣生『クランボルツに学ぶ夢のあきらめ方』

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この記事を書いた人
2014年 新卒で株式会社シナジーに入社。人材ソリューション事業部にて活躍中。1,000名を超える転職相談を受けています。 現場でのライン作業経験もあり、人に寄り添った対応で支援を行っっています。丁寧な面談を行い、企業様へより合った人材を紹介をするため企業様からの信頼も厚い。 また、カレー部の部長を務め、周りを巻き込んでカレーを食べに行くこともしばしば。
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