経営者向け
2020/11/20 (金)
乾 恵

ジョブ型とメンバーシップ型について

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最近、毎日のように
「ジョブ型」という働き方について
新聞やテレビで耳にします。

しかし、
間違った情報が流れており、
それが独り歩きしています。

ジョブ型=成果主義ではありません。
”成果が出なければ解雇できる”
というものではありません。

まずは「メンバーシップ型」から
述べさせていただきます。

簡単に言うと、
年功序列型と言えます。
世界から見ると
日本は非常に特殊な制度になっており
定期昇給で
年々給料が上がっていく制度でした。

職能給と呼ばれ、
年数が経っていれば
これくらいの能力があるだろう
ということで
給料が上がっていくシステムです。
「働かないおじさん」などと
揶揄されているのがこちらです。

 

最近出ている「ジョブ型」というのは
職務給と呼ばれています。
「この仕事のお給料は〇〇円」
のように仕事に給料がひっついていることです。

ジョブ型だからといって
労働契約を結ばなくてよい
というわけではなく、
ちゃんと労働契約を結ぶので
成果が出ないから給料を下げる
ということもできず、
解雇できるというものではありません。

業務委託や裁量労働制が
ぐちゃぐちゃになって
しまっているので、採用担当者や
労務担当者、経営者は
気をつけなければなりません。

よくこの仕事だけやってもらって、
それが終わったら帰って良いと
求人を出そうとしても
ハローワークから
「それは業務委託です。」と
断られた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

新聞記者も
認識をよく間違えているので、
難しいところではあるのですが、
ちゃんとおさえておかなければなりません。

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