経営者向け
2021/08/25 (水)
乾 恵

転職理由から若い人材の採用成功を考える。

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新卒者3年以内の離職率は約3割

新卒者の約3割以上が、入社後3年以内に
最初の会社をやめています。
(高卒者約4割、大卒者約3割)

早期離職が現在企業の問題に上がるケースも多いですが、
逆に自社採用においては、上記の離職率から
若くて優秀な人材を採用するチャンスが高まっていることが
分かります。

その中で、第二新卒という言葉が
求人においてトレンドになりつつあります。

第二新卒を採用するメリット

第二新卒は明確な定義はありませんが、
一般的には入社3年以内に就職活動をする人のことを
指すケースが多いです。
(企業によっては、30歳までをまとめて第二新卒扱いにするケースもあります。)
では、第二新卒を採用するメリットとは何でしょうか?

1つ目は、新卒より教育コストがかからないという点です。
1度は就業経験があることから、最低限のビジネスマナーや
教育を受けています。
そのため、入社してから、新卒より短期間で
活躍してくれるケースが多いです。

2つ目は、会社の文化や社風に馴染みやすい点です。
第二新卒はまだ社会や所属している会社に染まりきっておらず、
既卒者とは違い、会社の文化や社風に馴染みやすい傾向にあります。

3つ目は、仕事へのミスマッチ度が低いことです。
第二新卒の離職率は、新卒よりも低いと言われています。
なぜなら、第二新卒で入社した人材は、転職活動において
理由を持って自発的に動き、新卒維持ように慎重な選択を行う
傾向にあるからです。また、一度社会に出たことで、学生の頃よりも
明確なビジョンを持って企業を選択するので、ミスマッチが少なくなります。

以上の理由から、
採用において第二新卒が注目されています。

入社年次における転職理由の違い

以下は2018年に愛知県が若者の退職理由を調査した結果を
グラフにしたものです。

  • 入社1-3年目:慣れないストレス
  • 入社2-4年目:将来の不安
  • 入社5年目以降:給与が伸びないが入社経年ごとの退職理由であることが分かりました。

愛知県の調査結果はあくまで一例ではありますが、
採用活動を行なう際の参考にはなるかと思います。

採用ターゲットを定め、
若者の退職理由を自社で補填できる点がないか考え、
求人にアピールする文言を打ち出すことで
若くて優秀な人材から応募を獲得し、
採用するチャンスが広がります。

ぜひ退職理由から自社のアピールできる点を
整理することをお勧めします。

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