シナジー活動記
2021/09/15 (水)
小濱亮介

チームビルディングにおける組織形成について

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オリンピックのサッカーはメダルが取れるんじゃないかと
期待するほど、盛り上がりましたね。
強い世代で、視聴率も一番高かったそうです。

サッカーを見るといつも思い出すのが
『サッカー型経営』と『野球型経営』です。

『サッカー経営』とは
サッカーのように出来る限り
社員に任せて自由にさせる、
サッカー型の経営をすること。

イノベーションが起きる組織は
『野球型』よりも『サッカー型』の組織で
起きやすいそうです。

では、『サッカー型の経営』と
『野球型の経営』はどう違うのでしょう。

野球は非常に管理されたスポーツです。
打順が始めから決まっていて、
誰が何番目に打つのか決まっています。

ポジションも固定的で、
ピッチャーがキャッチャーを
やることはまずありません。

そして、勝負どころでは
一球ごとに監督がサインを出して、
選手たちをコントロールすることができます。
監督の采配がゲームに及ぼす影響が、
非常に強いスポーツです。

一方、サッカーはきわめて流動性が高いスポーツです。

一応ポジションは決まっていますが、
状況次第でいくらでも変わっていきます。
場合によっては、ゴールキーパーが
シュートを狙ったっていい。

現にオリンピックの準決勝では、
キーパーが相手のゴール前まで上がっていました。
監督がゲームを完全にコントロールすることは
できないスポーツなのです。

一瞬一瞬の判断は、すべて選手に委ねられています。
ゲームの行方を左右するのは、選手一人ひとりの技術と
チームとしてのコンビネーションです。

イノベーションを生み出すのは、
人間であってシステムではない。

そのため、社員をシステマチックに
管理しようとすればするほど、
イノベーションからは遠ざかってしまいます

逆に、社員が生き生きと仕事ができる
会社のシステムを生み出したときに、
はじめてイノベーションの
可能性が生まれるのです。

よって、やるべきことは
「経営とは管理する」という固定概念を
捨てることだと聞いたことがあります。

イノベーションと対極にあるのが、
ルールがきっちり決まっている企業です。

強いブランド力を持った企業ほど
何をして、何をしないのか
決まっているものです。

強いブランド力を持つこと。
それは、お客さまとの約束を
守ることにほかなりません。

自分たちが約束したことを体現するために
全員がしっかりと取り組むこと。

強いブランド力を持つということは、
会社にルールがあり
それがしっかりと守られているということです。

ディズニーランドでも
スターバックスでも
ルールブックかどうかは別として
個人が勝手な考えのもと
動くわけではありません。

私達自身も組織にルールが少ない
大人の会社を目指そうと
考えた時期がありました。

確かに、ルールが少なければ、
既存概念にとらわれない
革新的なものが生まれやすい土壌に
なるかもしれません。

一方で、革新的なものが合うこともあれば
合わないこともあります。

全ての業種において、高いイノベーションを
求められているわけではありません。

小さな会社はまず、今ある事業で
101点以上を取り続ける土壌をつくる方が
よっぽど高い収益をもたらします。

古いビジネスモデルの中小企業が
半端なイノベーションを追求したことで、
組織が乱れてしまうこともあります。

それに比べれば、
しっかりと野球型の経営を行い、
会社のポリシーを磨き込んでいく方が
よっぽど堅実です。

一般的に、地方中小企業には
自分で考えて走れるようなサッカー型の経営に
向かない人の方が多いものです。

自分で考えながら走れるようなビジネスモデルに
挑戦しているのであれば、
サッカー型もいいかもしれません。
一方で、多くの中小企業は
野球型の経営の方が相性がいいのも事実。

だからこそ、
まずは完成度の高い野球型の経営を目指し
ちゃんとルールをつくり、
そのルールが守られる文化をつくることで、
会社のブランドをしっかりと作り上げていくことが
大事なのだと思います。

企業のブランド力を高めるなら、
お客さまと社員との約束(ルール)
をしっかりと作って守る。

イノベーションを起こしたいのであれば、
極力管理しないといいながら、
多くの地方中小企業はイノベーションによって
課題解決がなされるわけではないというジレンマ。
サッカーを観るたびに、そのことを思い出しています。

みなさんの会社は
サッカー経営ですか?
野球経営ですか?

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この記事を書いた人
2010年、新卒でシナジーに入社し、人材サービス事業に従事する。製造業への派遣を主に、生産性の高い業務請負への切替え、総務部門が求めるリフォーム工事まで広い範囲をワンストップで対応する。制約の厳しい製造業において現場を熟知し負担を減らす徹底した提案には、顧客の信頼も高くファンも多い。情報が不足しがちな総務を集めた「総務研究会」を定期的に開催し、総務が手動する良い会社づくりを支援している。
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