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2017/09/10 (日)
杉原里志

徳島県の漁獲量と、鐘の鳴らし方

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徳島県産アワビ 減少傾向 海水温上昇など要因

徳島県産アワビの漁獲量が減少傾向にある。県は資源復活へ、種苗放流や藻場の造成などの対策に取り組んでいるが、2015年は63トンと前年から20・3%減少し、2年連続で前年を下回った。229トンでピークだった1987年と比べると、約30年間で72・5%も減っている。海水温上昇や餌となる藻場の減少などが要因とみられ、県は「18年に漁獲量100トン」との数値目標を掲げているが、実現は容易ではなさそうだ。

県立農林水産総合技術支援センターは、アワビの繁殖期に当たる10~11月の平均水温が、1987年からの30年間で1・6~1・7度上昇している点を背景として指摘する。産卵が遅れるだけでなく、十分に成長できず、稚貝の生存率が低下しているという。

知人が徳島で
水産加工品をしているので、
気になったニュースです。

環境の変化に伴い、
水温が上昇し、

アワビの収穫量が
30年前と比べ、
7割以上も落ちているようです。

しかも、昨年対比でも
2割も収穫量が減少しており、
その変化の速度は加速しています。

その主な原因が、
水温の上昇なのですが、

この水温の上昇に
どう対応していくのか。

水温の上昇や漁獲量の
著しい減少に気づいていない
人はいません。

これと似たような話で

水温の上昇ネタでいくと、

「ゆでガエル理論」なるものが
よく言われるようになりました。

社長のみなさんは、
このゆでガエルの話が
お好きなようで、
色々な場面で話を聞きます。

今更ではありますが、
こういったものです。

熱いお湯にカエルを
入れると驚いて飛び跳ねる。

ところが常温の水にいれ、
徐々に熱していくと
その水温に慣れていく。

そして熱湯になったときには、
もはや跳躍する力を失い
飛び上がることができずに
ゆで上がってしまうというもの。

とにかく、
社長さんはこの話が
好きな人が多くいたるとことで
この話を伺います。

おそらく自戒の念もあり、
自分に言い聞かせているのかも
しれません。

しかし、自社の業態や
事業分野を環境に合わせて

変化させていかねばならないのは
わかっていても、
思いきったことができない。

中途半端に利益が出ると
「やっぱり今のやり方でいいんだ」
と自己満足してしまうことになります。

多くの社長は
「我社の社員はぬるま湯に浸っている」
「このぬるま湯体質から脱却しなければ…」

ということをおっしゃいます。

しかしよくよく考えると
御自身も違った意味での
ぬるま湯にいるケースが
多いのではないかと思います。

社員は結局のところ
トップの仕事のやり方を見習い、
トップと同じことをしてしまうものです。

温度上がってますよ!
すぐ動かないと危ないですよ!
と、現場から情報が上がってきても、

社員だろうが、
社長だろうが、
なかなか動けないものなのです。

結局は、
お互いがお互いをみて、
さほど危機感がないので、

そうはいっても
頑張ったら
なんとかなるのでは?

と、探っているからです。

ゆでガエルに
ならないようにするには、

警鐘を鳴らす人間に
それなりの覚悟が
必要なわけです。

自分のブログに
和田アキ子の画像を
貼るのもそれなりに
覚悟が入ります。

鳴らす人間に覚悟がないと、
鳴らしたのに、あなた達が
無視したんじゃないか!

オレは感度が良いから
事前に気づいていたけれど、
みんながついてこなかったんだよ!

という、
責任のなすり合いになります。

ゆでガエルにならないための
警鐘を鳴らすのは、

トップでもなく、
現場でもなく、

とにかく気付いた人間でないと
うまくいきません。

そして、
漁獲量の減少と同じで
本当はみんな警鐘に
気づいているわけです。

それを、
受け止めるか、
受け止めないか。

社会には、
警鐘が多すぎて

警鐘が鳴っただけでは
動かない人間が多いので

鳴らすだけには、価値が無いわけです。

 

鳴らすときは、遠慮なく全力でいきましょう。
 

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この記事を書いた人
1978年 広島生まれ 株式会社シナジー 取締役 地方中小企業の新卒採用を支援するスカウト型イベントを展開中。小さな会社の採用を成功させるには、「採用力」を高める前に、競争力のあるビジネスモデル、企業力が必要と実感し、社長の学校「プレジデントアカデミー」を広島で開校。自身も「経営の12分野」メソッドを組織に浸透させるための企業研修のガイドを行っている。 『ぐっとくる会社を、もっと。』を、ブランドスローガンに中小企業を活性化させる活動をしているが、自社でも財団法人次世代普及機構が主催する2017『ホワイト企業アワード』の制度部門で大賞を受賞している。
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