その他ノウハウ
2018/03/27 (火)
乾 恵

多角化を進める2つ目の理由

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シナジーが経営の多角化を
する3つの理由の2つ目です。

 

それは、「リスクを分散する」ためです。

 

 

理由は3つあるなかでも
最大の理由と
言えるかもしれません。

 

 

人生の大きな転機となる
就職・結婚・家の購入などは

 

 

大きな希望とともに
大きな不安もあるものです。

 

 

我々は就職・転職のお手伝いをする
人材サービス会社を事業として
持っていました。

 

 

企業の成長エンジンとなる採用の支援
人生の大きな転機となる転職の支援は
やりがいを感じる仕事として
取り組んでいました。

 

 

 

しかし、平成20年に起きた
リーマンブラザーズの破綻で一気に変化した
100年に一度と言われる世界同時不況
を経験しました。

 

 

つい昨日までお金を払ってでも
人材を確保して
成長させようとしていた企業が

 

 

今日明日にお金を払ってでも
人材をリストラしなければならない
状況になり

 

 

契約をどんどん解除され
急速な市場の冷え込みの中
多くの社員を抱え途方にくれました。

 

 

売上もピークから数カ月後には
1/7まで低下するなど
業績も最悪といえる状況でした。

 

 

このとき私たちは
事業を複数行っていたこともあり

 

 

その事業に社員に異動してもらうなど
なんとか乗り切ることができましたが

 

 

正直なところ
企業を存続させるのがやっとでした。

 

 

この経験を踏まえて
経営環境の急激な変化に対しても
他にカバーできるような事業をもって
いなければ

 

 

乗り切ることすら
できなかったのではないか
という実感がありました。

 

 

このときの思いが
多角化経営を加速させようという
思いの原点にあります。

 

 

それ以降、
創業のビル管理事業、採用支援以外の
新規事業の開発にも注力するように
なりました。

 

 

経営者であれば
どんなに好調な事業を
手がけていたとしても

 

 

いつも

 

 

「このまま調子がいい状況は
 続かないだろう」

 

 

と不安を感じているものです。

 

 

しかし、売上の柱となる事業が
複数荒れば、そういった不安を
抱かずにすみます。

 

 

市場の急激な変化で
事業のひとつに2000万円の
損失を出してしまうとしても

 

 

他の事業で5000万円の
利益が出せることが見えていれば
「なんとかなるだろう」
と余裕をもって舵取りができます。

 

 

リーマンショックの後にも
東日本大震災も経験しましたが

 

 

事業が複数あることで
随分と救われました。

 

 

仮に一つの事業が立ち行かなくなり
リストラをしなければならない
状況に追い込まれたとしても

 

 

配置転換するなどして緊急避難できれば
大切な仲間に去られていくようなことは
ことは避けることができます。

 

手間がかかる多角化を進めるのは
こういった苦い経験を踏まえても
就職・採用を支援していくための
防衛手段のひとつでもあります。

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