シナジー活動記
2018/06/22 (金)
シナジー 広報

競争戦略論の違和感

Pocket
LINEで送る

20代の頃

 

これを読むべきと言われていた
マイケル・E・ポーター著書の
「競争戦略論」という本を読みました。

 

すごくシンプルに捉えれば

どの市場において
どのような位置を取るか
が企業にとって最も重要

という文脈に

「そういうものなのか」
という思いと

「どこか、違和感がある」
という思いでした。

 

 

1960年代から80年代は
このポーターの
「ポジショニング至上主義」
だったんでしょうね。

 

この競争戦略は
企業の「外部」に目を向けた
考え方です。

 

そうはいっても
企業の内部に目を向けて
成功している事例も多く

20代の頃は何が正しいか
わからないまま

いいと言われる本を読んで
世の中はそういうものなのだろう
という理解につとめていましたが

どうにもこういった
「経営戦略」というと
うさん臭いし、響きも恥ずかしい
という思いもありました。

 

 

 

市場のポジショニングを考えるとき
市場の競合がいないスペースを狙い
空白マーケティングが重要とか

自社のミッションと
ポジショニングをかけ合わせた
ミッション・マーケティングが重要とか

ポジショニング論を軸とした
競争戦略だけでも色々な話があります。

 

 

とても恥ずかしい話ですが
なんとなく理解していたものが
ようやくこういうことなのだろうと
見えてきだしたのはここ5年くらいです。

企業の価値を生み出すのは

なぜ、自社が存在するのか
理想の社会を思うミッション決め
「存在価値」を明確にすること

 

 

そして、自社のこだわり抜いた商品の
「絶対価値」を徹底的に高めること

 

 

自社商品の「絶対価値」があって
ポーター派が崇め
これこそ全てだと思っていた
ポジショニングという「相対価値」
をいかに高めるかを考える。

 

 

最後に
自分たちの、存在価値を高め
その商品の、絶対価値を高め
その商品の、相対価値を高めても

結局のところ
その商品がいいのか
悪いのかを判断するのは
自社ではなく
お金を支払ってくれる
顧客になります。

 

 

だから、最後の価値として
高めるのは「認知価値」となる

 

 

顧客の頭の中に
「この商品はいいものだ」
と認知を促す活動が必要です。

 

 

これが、ブランディング活動。

 

 

ショボいものを
いいものに見せることをすると

どれほど「認知価値」を高めて
ブランディング活動をしたとしても
化けの皮が剥がれるだけなので

その前にちゃんと
3つの価値を作っておくと
効果が出やすくなります。

 

 

若い頃は競争戦略が
重要なのだろうと
思っていましたが

やはりそれだけでは
不足していたわけです。

 

 

外部的な
商品力の強化
ポジショニングの考察


内外に向けた
ミッションやブランド
をそれぞれに強化する。

 

 

それだけのことなのに
随分と頭の中は
遠回りしていたものだと
今にしては思います。

 

 

─── ぐっとくる会社を、もっと。 ───

株式会社シナジー
〜2017ホワイト企業アワード受賞〜
〜注目の西日本ベンチャー100に選出〜
~日経Associe 特集人気注目の企業71に選出~

 

気になった方はこちら
【社長の学校】
プレジデントアカデミー広島校
経営の12分野
【中小企業のためのスカウト型新卒採用イベント】
Gメン32
【すごい!素人をプロデュース!】
得意と働くを繋げる!Jally‘s<ジャリーズ>
【お問合せ】
総合お問合せフォーム
Pocket
LINEで送る

この記事を書いた人
『ぐっとくる会社を、もっと。』を、ブランドスローガンに中小企業を活性化させる活動をしているが、自社でも財団法人次世代普及機構が主催する2017『ホワイト企業アワード』の制度部門で大賞を受賞している。
お電話でのお問い合わせ
TEL.082-493-8601
〔 受付時間 〕 8:30~17:30 定休日:土日祝
メールでのお問い合わせ
PAGE TOP

シナジーメルマガ
『ぐっとレター』申込み

経営や採用のお役立ち情報をお届けします。

シナジーメルマガ『ぐっとレター』に登録