経営者向け
2023/02/05 (日)
シナジー

「仕組み化」が進まないのは経営者が〇〇だから!?

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経営者の方にとって、「仕組み化」というコトバは
とても馴染み深いものかもしれません。
株式会社良品計画のように「仕組み化」を経営に取り入れ、
成長を続けている企業は多く存在しています。

しかし「仕組み化」の重要性は理解しているが、
なかなか会社のシステムとして「仕組み化」を取り入れたり、
使いこなしたりすることができないという経営者の方も
いらっしゃるのではないでしょうか。

今回はそういった経営者のために
「仕組み化」をうまく使いこなせない理由と
そして、仕組みを取り入れ、使いこなすために
経営者が理解しておくべき3つのルールをご紹介します。

Contents

1. 優秀だからこそ「仕組み化」できない?

なぜ、仕組みを使いこなすことができないのでしょうか。
おそらく経営者が優秀だからではないでしょうか。
優秀な人ほど

・自分でやった方が効率的に仕事が進む
・やるべきことはきちんと記憶し、実行できる

このように「仕組み化」の必要性を見落としがちなのです。

しかし、「仕組み化」は優秀な経営者の方ほど
取り入れてほしいものなのです。
「仕組み化」を取り入れることで、
経営者にしかできない仕事に専念することができ、
これまで以上に会社を成長をさせることが可能になるのです。

2.「仕組み化」を使いこなすための3つのルール

①才能に頼らない

日々の業務を経営者が多く請け負うことや、
できる社員に多く仕事を振ることで
短期的な結果は出るかもしれません。
しかし、企業にとって最も大切なことは
短期的な利益より、長期的な利益による
持続的な成長にあるはずです。

一部の社員が実績を独占するのではなく、
「仕組み化」を行うことによって、
社員全員が成長し、長期的な利益を上げることが重要です。

 

会社の中で実績の良し悪しが如実に出るのが
営業部門ではないでしょうか。
壁に実績を張り出し、社内競争を煽っている企業も
あるかもしれません。

しかし、実はその社内競争が会社の業績を悩ませる一因に
なっている可能性があります。

社内競争下だと、社員は成功体験や上手い営業のノウハウを
決して社内のメンバーに口外することはないでしょう。
もちろん、口外したら自分が突出した実績出せなくなるため
当たり前ですね。

しかし、それが逆効果になり会社の成長を妨げているのです。
では、どうすればよいのでしょうか。

1つの方法としては、ベストプラクティスを共有する仕組みを
作ることが挙げられます。

成功体験をしっかり記録、そして共有する仕組みがあることで
全社員が高いレベルで営業を行うことが可能になります。
つまり、企業の成長につながるのです。

才能に頼る短期的視点の経営から、
「仕組み化」により社員全員が成長でき、
さらに会社も成長する長期的視点の経営に変えていきましょう。

②意思の力に頼らない

経営者の方は優秀な方が多いので、
日々やるべきことをしっかりとやっていく
意思の力も強いかもしれません。

しかし、あなたの会社の社員全員は
必ずしもそうでないのではありません。
とても意思の力が弱く、自分のタスクを
しっかりと実行できていないという社員もいることでしょう。

意思の力に頼らないで社員を動かすために
活用するべきなのも「仕組み化」です。
仕組みで人を動かしましょう。

仕組みで動くとそれがルーティンとなり、
その仕事を実施することの苦痛がなくなっていきます。
タスクをルーティン化するための仕組みとしては、
チェックリストが有効です。

チェックシートにタスクを書き出し、
常に進捗を「見える化」することによって、
意思の力に負けることなく、
タスクを行うことができるようになります。

「仕組み化」で意思の力を凌駕しましょう。

③記憶に頼らない

1日どれくらいの量を記憶しているでしょうか。
さらにどのくらいの記憶が翌日であっても残っているでしょうか。
おそらく少ないと思います。

それをカバーするために優秀な経営者は記録をとります。
しかし、すべてのタスクに対して記録を残していくのは
なかなか社員全員が出来ることではありません。

そこで、「記憶」ではなく、「記録」をする仕組みを作りましょう。

例えば、名刺。
名刺は会社にとっての資産になりますが、
大抵うまく管理できず、各自が机にしまっている
というケースが多いのではないでしょうか。

そこで社員全員が名刺を「記録」できる仕組みがあると
一気に会社のチャンス獲得率は上がります。

「記憶」ではなく、「記録」によって会社の業務効率を大幅に上げましょう。

優秀な人ほど気づけないということもあり、
その一つが「仕組み化」の必要性ではないでしょうか。

しかし、「仕組み化」によって優秀な経営者ができることの幅を
劇的に広けることができます。
ぜひ、「仕組み化」を取り入れてみてください。

弊社が毎月開催している
社長の学校 プレジデントアカデミー
2月のテーマは「仕組み化」です。

社長が経営と向き合う時間を生み出すために
活用していただきたい仕組みの作り方を解説します。
少しでも気になった方というは、
こちらから詳細をご確認くださいませ。

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