シナジー活動記
2019/07/25 (木)
徳永裕斗

秘書問題

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ストレッチ大好き、徳永です。

今回は、《秘書問題》という数学者の間で知られる命題についてご紹介します。

 

まず《秘書問題》について説明いたします。

 

「秘書を採用したい!」と上司から言われたあなたは求人を出すと、

100人の方から応募がありました。

無作為に順番を決めてひとりひとり面接をしていき、優秀な秘書採用するにはどのようにすればよいでしょう?

【条件】

・面接が終わるごとに採否を判断し、伝えなければなりません。

・翌日まで判断を先延ばしにしたり、一度決めた判断を撤回することもできません。

 

みなさんだったら、どのようにして「採用・不採用」を決めますか?

実際にこのような状況はなかなかあるものではありませんが、

現実にも採用できる人財を返事の保留をしていたら、他に決まったと断れるケースは意外と耳にします。

 

この問題に対しても色々な案があると思います。

・印象の良かった最初の応募者を採用する。

・95人の面接を行って傾向を掴んだ後(95名は不採用)、最後に残った5名の中から今まで面接した中でもっとも優秀そうに見えた応募者と印象の似た人を選ぶ。

 

さて、みなさんはどうやって採否を決めるかわかりましたか?

統計的には、この問題の適切な解法はたったひとつだけだそうです。

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答えは、

【まず最初の37名は面接はしても全員不採用にして、その中で一番優秀な応募者のレベルを把握する。その後の面接では、それまでの37名のうち最も優秀だった人のレベルを上回った最初の応募者を採用する】

だそうです。

※あくまでも優秀な方を採用できる確率が非常に高くなる。というだけです。

 

では、なぜ37名なのでしょうか。

この37という数字は、応募者100名を数学定数e(ネイピア数=2.718)で割って出た解とのこと。つまり、応募者50名であれば、18名の応募者で基準を決めると良いらしいです。

そもそもネイピア数とは?

高校数学で出てくる(私の時は高校でした)、【自然対数の底】を指します。

具体的な説明は省きます。。。(せ、説明できないとかじゃありませんよ)

 

どうしても私達人間は、決断を急いでしまいがちです。

これは、サンプルを試したりする労力を無意識下に避けて、

楽をしようとしているからと言われています。

 

採用する側もされる側も同様です。

急いで視野の狭い中で決断せず、一度視野を広げて決断をしてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人
2017年 新卒で株式会社シナジーに入社。入社後は、採用支援の分野で活躍。今までに、3,500件以上の求人作成に関わり、採用に結びついた実績も多数。求職者目線で求人票の作成を行い、定型文になりがちな求人票をその会社だけのオリジナル求人票に作り変える。企業側が見つけきれなかった自社の魅力を見つけ出すことに強みを持つ。
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