SYNERGY

マイナビ2018
杉原活動記
2017/07/09 (日)
杉原里志

誰にとって、ぐっとくるなのか。

商品開発も、
マーケティングも、
ミッションも、
ブランディングも、
行政の政策も、
誰にとって、ぐっとくるのかを、
設定しなければならない。

昨日のブログは去年
東広島商工会議所青年部で行った
討論会のイベントについて
特に触れられていなかったので、
もう一度去年の話です。

昨日のブログ

このイベントの見どころは、
雇用のカリスマと呼ばれる 海老原嗣生 氏
新卒採用のカリスマであった 安田佳生 氏

HR業界のカリスマ2人が
パネラーとして東広島で
初共演というところにありました。

常識という非論理的な思考
捨てたHR業界のカリスマと
副県知事、市長、地元産業界の
パネラーが地方創生と学生採用
について意見を交わすという討論会。

地方創生とは、
人口の東京一極集中を是正して、
地方の人口減少を止め、
日本全体の活力を上げることを
目的とした政策です。

そして、このイベントは
一つの問題について何人かが
異なる面から意見を述べ合い
道筋を見つけていく
シンポジウムという形で行われました。

シンポジウムで出てきた
興味深いトークの要約です。

  • 挑戦する学生が欲しいといいながら、
    企業も行政も挑戦していない。学生だけに求めるのはおかしい。

確かに。
むしろ企業もさほど挑戦していないと気付かされました。

  • 心配しなくても、面白い事業があれば
    優秀な学生を採用できる。

やはり順番としては、採用より先に面白いビジネスが必要ということ。

  • 東京から東広島に移住はまず無理。
    首都圏の人だけが東広島に移住したくなる施策はない。
  • ミニ東京を作っても仕方ない。
    誰にとって快適な街か、
    誰にとって快適な会社か、を定めていく。

 

誰にとって、
ぐっとくるのかを決めなければ
魅力は生まれないということですね。

長文なので、
読み飛ばしてもらってもOKです。
討論会ででた面白いと感じたコメント全文です。

安田佳生 氏
安定と不安定の境目ですが、まず人生において安定なんものはないと思います。私は健康診断にも人間ドックにも行ったことがありません。病気で死ななくても、車に跳ねられれば死んでしまいます。絶対安全であろうとすれば、家から出られません。若者が安定志向であるという話ですが、それは企業も地方も行政であっても同様であると思います。挑戦志向の学生がほしいと言っている企業の側こそ挑戦的であるのでしょうか?新卒採用は2.5%しかしていない。つまり新卒採用をしたところで、安心安定という保障はないということです。安心安全な状態でないと新卒採用しないのに、若い人にだけ挑戦志向を求めるのはいかがなものでしょうか。若者にアンケートした結果、挑戦志向は少数派でしたが、恐らく誰にアンケートをとっても同じ結果でしょう。僕は別に若者が不必要だと思っているわけではありませんが、地方創生や企業創生をいきなり若者に委ねてしまうのは正しいのかと疑問に思います」

海老原嗣生氏

「本当にそう思います。どのような学生がほしいのかと訊くと、自立、創造、好奇心のある学生と答える企業が多い。しかし企業側に自立、創造、好奇心があるとはいえないのです。話は逸れますが、あまり心配しないでください。面白い事業を作っていい仕事が溢れていれば自然と若者が寄ってきます。若者を集めるために何をやるかというよりも、いい仕事と面白い事業を作ることが先だと思います。そうすれば学生がやって来ます。学生のためにというより、事業のために何かをやるという考え方が良いと思います。」

司会者
「現在、東京にお住まいの身として、地方に行かずに東京に居ろという気持ちもおありかもしれません。首都圏から地方に人の流れをつくるにはどのような取組みが必要と思われますか」

安田佳生 氏
「東京から東広島に人を移住させるいうことは不可能だと思います。まず無理です。首都圏にいる人だけが東広島へ来たがるということが理解できません。全国から東広島へ人が集まるようにする、ということであればまだ理解できます。なぜ首都圏にいる人だけ対象にするという意味が理解できません。僕は大阪出身で、今は東京に住んでいますが、なぜ首都圏に人が集まるかはわかります。首都圏には人がたくさんいるからです。たくさん人いると、マニアックな人の数も増えます。秋葉原にいるオタクのように。東広島にもオタクと呼ばれる人はいますが、東京には母数自体が多いのでたくさんオタクがいるのです。他にも新宿二丁目はオカマがたくさんいる街として全国的に有名ですが、別に巨大な街というわけではありません。小規模な街ですが、あれだけの数のオカマが集まっている街は他にはありません。つまりなぜ首都圏に人が集まるかというと、規模が大きいとニッチな人も集まりやすいからです。先ほど東広島には特徴がないという話がありましたが、それは機能を優先しているからです。利便性や普遍性を優先するとミニ東京になってしまいます。全ての人に住みやすい街ではなく、ニッチな人が集まりやすい突出した何かがある街であれば人が集まると思います。そもそも誰にとって快適な街にするのかを決めなければなりません。誰にとっても快適な空間を作るとなると画一的な街になってしまいます。この人にとってはいい街だけれども、この人にとっては全然快適ではないという都市に人は集まります。地方都市は特にそうです」

人気企業をつくるのは簡単です。給料を高くし、休日を増やし、やりがいのある仕事を用意すればいい。でも、できないから人がこないわけです。確かに中小企業には先ほどの全てが揃ってはいませんが、そこにしか無いものがあるというのはヒントになります。地方都市というのは中小企業です。例えば大都市に行く人に同じ条件で来てもらおうというのは、そもそも無理でしょう。だから、誰にとって居心地のよい企業なのか、誰にとっては住みやすい地域なのかということを決めざるを得ないと思います。今日のテーマも若者の挑戦でしたが、東広島の大学を卒業した人に対して東広島に就職させたがるということと、どんどん挑戦しろということが、凄く矛盾しているようにしか思えないのです。それならどこへでも出て行かせてあげればいいと思います。

目がさめるようなコメントが目白押しでした。

シンポジウムの全文書き起こした原稿は、
今読んでも気付かされることがたくさんあります。

今シナジーが行っている
プレジデントアカデミー
経営の12分野は、
誰かにとっての
ぐっとくる会社をつくる活動です。

その誰かを誰にするか。
どのように伝えるか。

そこが大事なわけです。

経営の12分野  ブランディング

7月の経営の12分野のテーマは、
ブランディングです。

先月のポジショニングに引き続き、商品力について掘り下げます。
経営の12分野は会員制ですが、今回初めて参加する方にも優しく解説します。

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講師 黄塚 森

「起業の学校」アントレプレナーアカデミーを浜口と共に立ち上げ全体を統括する。社内外のマーケティングに携わり、webサイトや印刷物のデザイン・作成から集客、販売までを一気通貫でこなすマルチプレイヤー。読者2万人を超える社内メールマガジン、社外向けの記事 作成にも携わる他、年間延動員数3,000人を誇る人気経営セミナー「経営の12分野」シリー ズの企画など、コンテンツ制作を得意とする。

この記事を書いた人
次世代に残すべき企業を称える「2017ホワイト企業アワード」の制度部門で大賞を受賞した、株式会社シナジーの取締役、キャリアコンサルタント。広島で、地方中小企業の新卒採用を支援するスカウトイベント「Gメン32」を展開。中小企業が採用を成功させるには、「ぐっとくる会社」でなければならないと考え、社長の学校「プレジデントアカデミー」を広島で開校し、自身も「経営の12分野」メソッドを組織に浸透させるための企業研修のガイドを行っている。
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