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2021/08/03 (火)
シナジー

「特定技能」と「技能実習」の違いとは?〜メリット・デメリットの比較〜

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外国人を雇用する方法で
従来からある制度といえば
技能実習制度ですよね。

しかしながら2019年より
新制度として特定技能制度という
ものが始まりました。

この2つは一見似ていますが

  • 雇用できる外国人の技能レベル
  • 雇用できる外国人の日本語レベル
  • 雇用できる年数
  • コスト

などなど様々な違いがあります。

本記事では特定技能と技能実習の違いについて紹介し
どちらが自社に適しているか判断できるように
メリットデメリットをまとめました。

Contents

目次

  1. 特定技能と技能実習の違い
  2. 技能実習のメリット・デメリット
  3. 特定技能のメリット・デメリット
  4. 特定技能と技能実習は
    どちらが良いのか?

 

1.特定技能と技能実習の違い

特定技能技能実習には
いくつかの違いがありますが

まず前提として
技能実習制度というのは
人材を育成する国際貢献を目的とした
制度であるのに対して
特定技能制度は
人手不足の業種への即戦力の受入
目的としています。

具体的な違いとしては主に

①在留年数
②日本語レベル
③技能レベル

この3つです。

①在留年数

技能実習では在留年数は基本的に
3年間が多く、
そこから試験に合格すると
技能実習3号という資格を取得でき
残り2年も在留できる
という制度になっています。

特定技能については試験等はなく
5年間の在留が可能です。
業種は少ないですが
特定技能2号と呼ばれる
在留資格を取得できれば
年数の制限なく
日本で働き続けることができます。

 

②日本語レベル
③技能レベル

どちらの能力についても
特定技能の方が技能実習よりも高いレベルの
人材を採用することができます。

特定技能の在留資格を取得するには
技能実習生として3年以上日本で働く
技能試験と日本語試験の両方で合格する
必要があります。

その他違いをまとめたモノが
こちらです。

2.技能実習のメリット・デメリット

技能実習の主なメリット

・3年間転職ができないから
 関係性を築きやすい

・特定技能に比べて
  求職者を探しやすい

・特定技能よりはコストが安い

技能実習の主なデメリット

・受け入れ後の事務作業が煩雑

・言葉の壁により意思疎通が
 難しい場合が多々ある 

・日本の文化や生活に慣れていない

・任せられる業務の範囲が狭い
*例えば自動車整備士の場合
接客や整備の説明、店舗の掃除などは
技能実習生には任せられない。

 

3.特定技能のメリット・デメリット

特定技能の主なメリットは

・日本語能力、技能スキル共に
 即戦力として期待できるレベル

・受け入れ後の事務作業がシンプル

3年以上日本で働いていることが
 ほとんどなので生活や文化に慣れている
→初めて外国人を受け入れる場合に
受け入れやすい

・技能実習生に比べると
任せられる業務の範囲が広い
*ほぼ全ての業務を任せられる

特定技能の主なデメリットは

・特定技能人材を探すことが難しい

・技能実習に比べてコストが高い

・転職される可能性がある

4.特定技能と技能実習は
どちらが良いのか?

それぞれメリットデメリットはありますが
人材のスキル面と在留期間で言いますと
特定技能>技能実習
となります。

特定技能は日本語能力が高い
という特性を生かして

技能実習生のリーダーとして
特定技能人材を採用し

通訳をしてもらうという
方法もあります。

加えて、技能実習生も毎年採用を行えば
技能実習生内で先輩後輩関係ができ
教育の負担が軽減されます。

 

技能実習生は転職できないから良い
という理由で
技能実習生を雇用するのは
考えものです。

劣悪な職場環境から逃れるために
技能実習生が失踪するケースもあり、
それもあって技能実習制度は奴隷制度と
非難を浴びることがあります。

制度で縛るのではなく
働きやすい組織体制を整えるという
意識で制度を利用しましょう。

また、特定技能人材を探すのが難しい
という点については
特定技能人材の紹介事業者と
登録支援機関の両方を兼任している
弊社シナジーにお任せください。

特定技能についてもっと詳しく知りたい
特定技能人材を紹介して欲しい
という方は
こちらからお問い合わせをお願いします。


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