経営者向け
2022/11/15 (火)
小濱亮介

「普通」は何を指しているのか?

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みなさん”普通”という言葉を使うときに、
どのように使われているでしょうか?
私は「”普通”に考えて、こうじゃない?」と、
部下に同意を求めていました。

その時、部下は何とも言えない表情で
「はい」と答えていたように思います。
なぜそんな表情をしていたのか、
納得していないからなのか、
または反論したいからなのか、
ということを考えたことがありました。

直接指摘されたわけではありませんが、
ふとその時の部下の表情が気になって
”普通”について考えてみました。

何をもって普通なのか。
何が普通なのか。

「そんな面倒くさいこと考えても無駄だ。
普通は普通だよ」
と思われるかもしれません。

しかし、このような場面は
日常生活でもたくさんあります。
そんなすれ違いが積もり積もって、
部下との関係を悪くすることも
あるんじゃないかなと感じました。

 

そこで様々な場面で周りの人が使っている
”普通”について考えてみました。

部下に対して
「普通に考えたら、こっちでしょ」

ご飯を食べた時に
「このナポリタン普通に美味しい」
「このラーメンは普通だね」

未成年の若者に対して
「普通は学校に行くべきでしょ」

配偶者と食事について話す時に
「日本人なら、普通はパンより米でしょ」

当たり前のように使っている
”普通”という言葉は、
様々な文脈や使う場面によって、
意味合いが異なります。

そのため「普通は~だ」と言われて
安心することもあれば、
嫌な気持ちになることもあるでしょう。

普通という文字を辞書で引くと
「いつ、どこにでもあるような、
ありふれたものであること。
他と特に異なる性質を持ってはいないさま。」
という意味が出てきます。

しかし、日常で使っている”普通”は辞書とは違った意味合いで、
使っていることが多いように感じます。

「普通に美味しい」は「とても美味しい」という意味で
使うこともできますが、
「このご飯は普通だ」は「期待していたよりも美味しくない」と
相手によっては受け取るかもしれません。

使う文脈によっても捉え方が違いますが、
私が感じる中では大きくふたつの意味合いが
あるのではないかなと思います。
1つ目は、マジョリティ(多数派)のこと。
2つ目は、規範的なこと。

そこで気づいたのが、
この2つはあくまで主観的であるということです。

客観的な意見は含まれていないのだと思います。
主観的だから、時に相手には伝わらず、
何気なく使っている”普通”で相手を傷つけたり
意見を押し付けたりする可能性があります。

ふと振り返ってみると、マウントを取るために
”普通”という言葉が使われているケースも
あるように思います。

特に年齢が離れた人に対しては、
気をつけて使う必要があります。

いつも何気なく使っている”普通”という言葉が、
意図せず相手とのギャップを
広げているのかもしれません。

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この記事を書いた人
2010年、新卒でシナジーに入社し、人材サービス事業に従事。2021年に執行役員に就任。 これまでに2,000名以上の転職相談を受けた経験から求職者の視点を取り入れた中小企業の採用戦略を立てることを得意とする。 社内で新規事業の立ち上げを5事業ほど経験し、自身も2019年に社内起業を行い、代表も務めている。 様々な経験から採用戦略、経営戦略、システム構築などのアドバイザーとして活躍しており、10社以上の顧問先持つ。
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