1億層中流社会。
1970年代から90年代くらいまで。
日本国民の生活は、そう表現されました。
自分の暮らしぶりについて、
「まあ中流かなぁ。そこそこ豊かだね、悪くない」
と、満足していました。
それはなぜか。
答えは明快です。
経済は拡大し、多くの企業が成長していたから。
日本国民の給与もボーナスも伸びていたから。
ではなぜ多くの企業が成長したかというと、
つまりものが売れたから。
なぜモノが売れたかというと、モノが少なかったし、
モノ自体も未成熟で、品質や性能に秀でたものをつくれば、
人々が飛びついた時代だから。
国境を超えて見渡してみても、
韓国や中国も競合とはいえなかったから。
世界の巨大な需要に比べて、
モノの製造者は少なく、
日本は輸出大国として経済的繁栄を享受できたから。
90年代までは、
モノを売った時代というよりは、
モノが売れた時代なのだといえます。
まだまだ世界はモノ不足で、
新しいモノが登場すれば、
消費者はすぐ食いついてくれました。
いまでは、
美味しいパンは特にめずらしくなく、
パン屋さんの商品による差別化は
困難になっています。
家電も、
メーカーごとに大きな性能差もなく、
人々の消費熱は然程高くありません。
消費するという観点からは、
高度な成熟期を迎え、
製品の性能の隔たりもあまりなく、
価格競争に陥っている。
売りにくい時代です。
この売りにくい時代は、
格差社会の時代ともいえます。
売りにくい=企業が伸びにくい=給料が上がりにくい=中流が減る=リッチな人、貧しい人に二極化する
こんな時代を勝ち抜く
方法は何があるのか。
その答えの一つは、
ミッションやビジョンの重要性へと結びつきます。
繰り返しますが、
売りにくい時代とは、
モノが溢れ、モノの性能・機能に大差がない時代です。
製品や、サービスのスペックでは競合を出し抜けない時代。
消費者としては、選びにくい時代です。
私も、会社のPCに対して
こだわりはなくなりました。
メーカーはどこでもいいのです。
では、どこで差別化すればいいびか、
どこで選ばれるようになるのがいいのか。
売りにくい時代に、選ばれる企業になる。
そのためには、何が必要か。
まずミッションやビジョンが不可欠です。
ミッションやビジョンは、ブランド経営の
ファーストステップであり、
時代の必要不可欠ともいえます。
自分たちが何のために、
誰に、何を提供しているのか。
しっかりと表現することが大切です。
これは、顧客にも、
社員に対しても同じことがいえます。
Contents
社員が煮え切らない
仕事姿勢におちいるのも、
当然といえば、当然です。
どんな枠組みで何を目印に
企業を前進させようとしているのか、
漠然としているのだから、
将来に不安を覚えるのも当然です。
顧客にどんな価値を提供していけば、
企業が長期的に発展できるのか。
展望があいまいだから、
消化不良になったりします。
こういった不安定感やジレンマは、
曖昧な企業ほど大きなものになります。
社会性と普遍性が付与された
メッセージというのは、
それだけで響きやすくなります。
さらに、企業が世の中に提供する価値が
明快になるので、存在感が増します。
企業のテイストが濃くなるので、
人々に届きやすくなります。
惹きつけられる人々が出始めます。
つまり、顧客や協力事業者、
就職希望者の輪が広がります。
ブランドは無形の資産です。
手でさわれないものを、
どう大切にするか。
どう、大切にするか。
どう、考えるか。
つづきは、また明日。
そういえば明日は、
経営の12分野セミナー当日です。
7月のテーマである
ブランディング。
会場ではしっかりとそこを
煮詰めていきましょう。
7月の経営の12分野のテーマは、
ブランディングです。
先月のポジショニングに引き続き、商品力について掘り下げます。
経営の12分野は会員制ですが、今回初めて参加する方にも優しく解説します。
申込みは、こちら
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