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財布 ✕ 居場所検知 ✕ 盗難保険
シナジー活動記

財布 ✕ 居場所検知 ✕ 盗難保険

財布に 「TrackRの警備」と 「東京海上日動の盗難補償」が 無償でつくというキャンペーンが はじまりました。       よくあるコラボ型の キャンペーンですが   保険×ITベンチャー×財布屋 という掛け合わせ。   単純に疑問なのは どののように 「やりましょう!」 と持ちかければ このような展開に なるんでしょうかね。         東京海上日動火災保険は 日本の損害保険業界トップ企業で 139年の社歴の日本を 代表する企業です。     そしてIoTデバイスを駆使して ものの居場所を検知する技術を 売りにする、TrackR社   そして 「abrAsus薄い財布」 こだわりの独自デザインで 財布やカバンを開発する 雑貨ベンチャー バリューイノベーション社 の製品です。   東京海上日動と共同開発した 財布、バッグの「盗難補償」が つくそうです。   購入後1年以内に 万が一盗難等にあってしまったら 東京海上日動の保険が適用され 新しい商品に交換 してもらえるとのこと。   中身までは保証して もらえないんですね。   残念です。   更に、スマホでなくしたものを 探せるデバイス 「TrackR」もついてきます。   ソファの隙間や バッグの中で財布が見つからない時 スマホのアプリを起動すると TrackRが音と光で ありかをお知らせしてくれるようです。   このサービスの対象商品は いくつかあるようです。       専用Webサイトはこちら       経営の要素にも 効果的な掛け算を   こんな世の中にしたい という経営者の思い。     その経営者の使命感を 社内外に伝えるように 加工したものが ミッションになります。     このミッションと 自分たちの市場を位置取る 「ポジショニング」はとても 相性がいいものです。     ミッションをしっかり 作ることで効果がでるもの が3つほどあります。     それが □ポジショニング □ブランディング □チームビルディング(採用) です。     ようは、 □ミッション □ポジショニング □ブランディング □チームビルディング(採用)     経営には様々な 要素がそれぞれ必要ですが この4つの相関関係はとても強く 掛け算の倍率が高いんです。   まず     ミッション ✕ ポジショニング これは、とてもわかり易く この2つの完成度が高いと この市場に命かけてます! というものがよく伝わります。   ヨットの運搬は ヨット大好き人間に任せよう!   というスローガンの   ヨットの運送のみを行う ジャストヨット運送   ヨット運送の難しい問題点を 熟知して安全に運びます。   ヨット好きの人が 高くても選びたくなる ヨット好きの使命感が 伝わってきますよね。   ポジショニングと ミッションが しっかりと 掛け合わさると 何をやろうとしているか はっきりと伝わります。   ミッション ✕ ブランディング 実は、ミッションを 追求することは ブランディングに他なりません。   自分たちにとって 社会がこうなればいいと思う ミッションを追求することが   顧客からみれば、それは ブランドとなるわけです。   ミッションとブランドは コインの表と裏   ミッションがないブランドは とてももろくて弱いもの。   親和性が高いどころか 2つでひとつなわけです。   ミッション ✕ 採用 採用を成功させようとすると 働く人たちに ・給与条件 ・勤務条件 ・働きがい この3つの価値を 届けなければなりません。   給与条件は 大手企業以上に高めるのが とても大変です。   中小企業が 一番勝負できるのは   どういった仕事をして どういった社会貢献を しようとしているのか   というポイントで 働く人たちから 共感をえることです。   中小企業の採用は 何をしようとしているのか はっきりさせない限り うまくいきません。   経営を支える必要な要素で 効果的に混ざるものも ありますし さほど混ざらない ものもあります。   正確に言えば 混ざるというよりも 同時に影響し合うので 何かを変えると 必ず他の要素も 見直さないといけない 要素ということ。   何と何が組み合わさると どうなるかということが 見えてくると   居場所お知らせ 保険付き財布のように とてもユニークなものに なる可能性がありますね。     ─── ぐっとくる会社を、もっと。 ─── 株式会社シナジー 〜2017ホワイト企業アワード受賞〜 〜注目の西日本ベンチャー100に選出〜 ~日経Associe 特集人気注目の企業71に選出~   気になった方はこちら 【社長の学校】 プレジデントアカデミー広島校 経営の12分野 【中小企業のためのスカウト型新卒採用イベント】 Gメン32 【すごい!素人をプロデュース!】 得意と働くを繋げる!Jally‘s<ジャリーズ> 【お問合せ】 総合お問合せフォーム

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2018.06.24
「あした」の議論
シナジー活動記

「あした」の議論

経営幹部は担当部門全体の マネジメントに加えて 重要な判断を迫られ 日々忙しく過ごしています。     しかし、 最も重要な役割は 何といっても会社の 未来を描くこと。     去年の今頃は 有馬で合宿をしていました。     今年は広島駅前の オフィスで缶詰です。     ここで話し合うのは シナジーにとっての 「今」ではなく 中長期的な成長を 考えていくうえで 問題になり得ること 新しい事業を立ち上げることを メインに話し合います。     シナジーの明日を創る つもりで打ち合わせ。     どうしても 本社オフィスにいると 今目の前にあることで 手いっぱいになって しまいますよね。     問題を先送りに しないために 必要な時間です。     プレジデントアカデミーの コンテンツでもある 「経営の12分野」の ワークなども 取り入れつつ考えを まとめていきます。     細切れの時間で考えると 思考が深いところまで 届かないので こういったときに しっかりと時間をとらないと 本質的な改善につながりません。     重要度は高いけれど緊急度が低い課題に取り組める 毎日・毎週行われる ミーティングでは どうしても目の前の 課題やタスクだけに なりがちです。     例えば 「数年先の会社のビジョンを描く」 「事業売上を数年で10倍にする戦略をつくる」 など普段の会議だと目の前の 業務もあって話しにくい と思われます。     合宿のメリットは 他業務をする必要がなく 長い時間をかけて 周りと時間を気にせず 議論することができます。     四半期に一回 じっくりと話し合う場として 合宿を利用することは メリットが大きいです。     また、合宿では 今すぐやる必要はないけれど 直したほうがいい箇所を まとめて改修するのに最適。     普段と同じ社内だと 切り替えが上手くいかず 通常業務を行ってしまう こともありますが 場所を変えることで 意識を変えることができて 効果的です。     合宿で考えることは おおむね普段であれば 会話を避けるような 課題が多く 前向きになりにくい こともありますが こういった時間を 使ってしっかりと 進めていきたいものです。     ─── ぐっとくる会社を、もっと。 ─── 株式会社シナジー 〜2017ホワイト企業アワード受賞〜 〜注目の西日本ベンチャー100に選出〜 ~日経Associe 特集人気注目の企業71に選出~   気になった方はこちら 【社長の学校】 プレジデントアカデミー広島校 経営の12分野 【中小企業のためのスカウト型新卒採用イベント】 Gメン32 【すごい!素人をプロデュース!】 得意と働くを繋げる!Jally‘s<ジャリーズ> 【お問合せ】 総合お問合せフォーム

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2018.06.23
競争戦略論の違和感
シナジー活動記

競争戦略論の違和感

20代の頃   これを読むべきと言われていた マイケル・E・ポーター著書の 「競争戦略論」という本を読みました。   すごくシンプルに捉えれば どの市場において どのような位置を取るか が企業にとって最も重要 という文脈に 「そういうものなのか」 という思いと 「どこか、違和感がある」 という思いでした。     1960年代から80年代は このポーターの 「ポジショニング至上主義」 だったんでしょうね。   この競争戦略は 企業の「外部」に目を向けた 考え方です。   そうはいっても 企業の内部に目を向けて 成功している事例も多く 20代の頃は何が正しいか わからないまま いいと言われる本を読んで 世の中はそういうものなのだろう という理解につとめていましたが どうにもこういった 「経営戦略」というと うさん臭いし、響きも恥ずかしい という思いもありました。       市場のポジショニングを考えるとき 市場の競合がいないスペースを狙い 空白マーケティングが重要とか 自社のミッションと ポジショニングをかけ合わせた ミッション・マーケティングが重要とか ポジショニング論を軸とした 競争戦略だけでも色々な話があります。     とても恥ずかしい話ですが なんとなく理解していたものが ようやくこういうことなのだろうと 見えてきだしたのはここ5年くらいです。 企業の価値を生み出すのは なぜ、自社が存在するのか 理想の社会を思うミッション決め 「存在価値」を明確にすること。     そして、自社のこだわり抜いた商品の 「絶対価値」を徹底的に高めること。     自社商品の「絶対価値」があって ポーター派が崇め これこそ全てだと思っていた ポジショニングという「相対価値」 をいかに高めるかを考える。     最後に 自分たちの、存在価値を高め その商品の、絶対価値を高め その商品の、相対価値を高めても 結局のところ その商品がいいのか 悪いのかを判断するのは 自社ではなく お金を支払ってくれる 顧客になります。     だから、最後の価値として 高めるのは「認知価値」となる。     顧客の頭の中に 「この商品はいいものだ」 と認知を促す活動が必要です。     これが、ブランディング活動。     ショボいものを いいものに見せることをすると どれほど「認知価値」を高めて ブランディング活動をしたとしても 化けの皮が剥がれるだけなので その前にちゃんと 3つの価値を作っておくと 効果が出やすくなります。     若い頃は競争戦略が 重要なのだろうと 思っていましたが やはりそれだけでは 不足していたわけです。     外部的な 商品力の強化 ポジショニングの考察 内外に向けた ミッションやブランド をそれぞれに強化する。     それだけのことなのに 随分と頭の中は 遠回りしていたものだと 今にしては思います。     ─── ぐっとくる会社を、もっと。 ─── 株式会社シナジー 〜2017ホワイト企業アワード受賞〜 〜注目の西日本ベンチャー100に選出〜 ~日経Associe 特集人気注目の企業71に選出~   気になった方はこちら 【社長の学校】 プレジデントアカデミー広島校 経営の12分野 【中小企業のためのスカウト型新卒採用イベント】 Gメン32 【すごい!素人をプロデュース!】 得意と働くを繋げる!Jally‘s<ジャリーズ> 【お問合せ】 総合お問合せフォーム

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2018.06.22
ブラザー・シスター制度
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ブラザー・シスター制度

新入社員が入社して 2ヶ月が経過しました。 3ヶ月〜6ヶ月目を 迎えるにあたって フォローアップ研修を する場合外部機関に 出すのはいいものか? というお話がありました。   教育や研修は やらないよりはやったほうが いいものです。   ただ、外部機関に出しても 会社に対する信頼関係は あまり育ちません。   先輩社員、会社の経営者が 手塩にかけて 育成をしてくれるので 働くひとからしても 会社に対する愛着がわくもの。   お金をかけただけでは 人材は定着してくれない ところが難しいところです。   フォローアップ研修も大切ですが 比較簡単に導入できて 効果が高いのが ブラザー・シスター制度です。   ブラザー&シスター制度とは 新入社員の教育方法の一つで 同じ部署の先輩社員を 兄(ブラザー) 姉(シスター)と設定し 先輩社員が新入社員に 仕事の進め方や仕事に 対する心構えを指導するのと 職場の人間関係など 業務や社会生活における 不安や悩みを聞き アドバイスを行う 人材育成制度です。   通常、新入社員一人に対し 一人の先輩社員がつきますが 企業によっては複数の 先輩社員がつく場合もあります。   似たような制度に 「メンター制度」 「OJT」があります。   「OJT」と 「ブラザー・シスター制度」は 業務指導という点で見れば あまり変わりませんが 「OJT」が社員全体を 対象としているのに対して 「ブラザー・シスター制度」は 新入社員に限ったものと 一般的には捉えられています。   また、「OJT」が目の前の 業務に対する教育を 目的としているのに対し   「メンター制度」は 指導者である 先輩社員が 教育を受ける 後輩社員の メンタル面や キャリア形成なども サポートする といった違いがあります。   「ブラザー・シスター制度」は 新入社員向けであることから 指導者が新入社員の相談にのるなどの メンタル面のサポートも含む場合が多く 中には新入社員向けの メンター制度のことを 「ブラザー・シスター制度」と 呼ぶこともあります。   昔は多くの職場は 比較的人間関係が濃く 特に役割を決めなくとも 先輩社員の叱咤激励があり 新入社員は自ら徐々に 職場や仕事に慣れていくことが 少なくありませんでした。   しかし、近年では 人間関係が希薄になりがちで 急激な生活環境の 変化による不安や戸惑い あるいは悩みを相談できず 一人で抱えてしまうことがあります。   新入社員を教育し 相談を受ける立場にあるべき 先輩社員も 年功序列の廃止 成果主義の導入になどにより 新入社員の面倒を見る 余裕がなくなってきています。   そういった背景から 業務に対する職場訓練と併せて 悩みの相談などもサポートできる ブラザー・シスター制度を 活用することにより 新入社員の離職を防ぎ 企業への定着率向上に つなげることができます。   比較的に簡単に導入できて 効果が出しやすい制度ですので 活用してみてください。   ─── ぐっとくる会社を、もっと。 ─── 株式会社シナジー 〜2017ホワイト企業アワード受賞〜 〜注目の西日本ベンチャー100に選出〜 ~日経Associe 特集人気注目の企業71に選出~   気になった方はこちら 【社長の学校】 プレジデントアカデミー広島校 経営の12分野 【中小企業のためのスカウト型新卒採用イベント】 Gメン32 【すごい!素人をプロデュース!】 得意と働くを繋げる!Jally‘s<ジャリーズ> 【お問合せ】 総合お問合せフォーム

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2018.06.19
地域活性化の失敗
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地域活性化の失敗

地方創生という言葉 最近はあまり聞かなくなりました。   そもそも衰退している地域では ヒト・モノ・カネが慢性的に 不足しています。   地方の商工会議所青年部では 地域活性化のために   無い資源を振り絞って お祭りやイベントを企画して 頑張って運営しています。     こういったボランディアベースの お祭りをすることで地域は一時 的には賑わいが生まれます。     お金をかけて ボランディアで 多くの人を巻き込んで 賑わいを生む。     このパターンは 典型的な地方活性化の 失敗事例です。     なぜ、失敗なのか。     失敗する地方活性化 イベントというのは ヒト・モノ・カネを投資して 賑わいを生み出します。     成功する地方活性化 イベントというのは 地方固有の資源を活用して 賑わいを生み出して ヒト・モノ・カネを集めます。     失敗する地方活性化は 投資をして賑わいを生み出す。     成功する地方活性化は 賑わいを生み出して 収益を上げる。     ビジネスもそうですが 投資が大きく 金銭的なリターンが 十分望めないものは どうしても途中で継続が できなくなります。     地方活性化イベントは 新規事業を行うのと似ています。     いきなり 大きな投資をして リターンを求めるよりも 強みを探して その強みを活用して じっくりと育てていく。     地域活性化のために 必要なのは短期的な 利益ではなく 継続的に稼げる仕組み。     地方活性化の取り組みには 【事業】 何に取り組むか 【ヒト・モノ・カネ】 限りある資源をどう活用するか 足りない資源をどう集めるか 【組織】 どう取り組むか     3つの要素 これらがすべて機能して 初めて成立します。     簡単ではない 地方活性化     せっかくであれば 投資して賑わいを 生むのではなく 資源を活用して 賑わいを生み出し 収益化をしっかりと 目指すように進めたいもの。     この順番を 間違えると大変なんですよね。   ─── ぐっとくる会社を、もっと。 ─── 株式会社シナジー 〜2017ホワイト企業アワード受賞〜 〜注目の西日本ベンチャー100に選出〜 ~日経Associe 特集人気注目の企業71に選出~   気になった方はこちら 【社長の学校】 プレジデントアカデミー広島校 経営の12分野 【中小企業のためのスカウト型新卒採用イベント】 Gメン32 【すごい!素人をプロデュース!】 得意と働くを繋げる!Jally‘s<ジャリーズ> 【お問合せ】 総合お問合せフォーム

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2018.06.17
あれから6年
シナジー活動記

あれから6年

昨日は朝から 東広島を出て 和歌山県和歌山市に 来ていました。       何気に、和歌山県は 初めてなんですよね。     行こうとしたことは 何度もあったのですが なかなか実際に行くことが できなかったので これで行ったことのない県 が一つ減りました。     これで行ったことのない県は 宮崎県(計画あり) 長崎県、佐賀県 山形県、富山県 山梨県、群馬県 福島県、福井県     意外と九州行っていないな…     まだまだ 結構ありますね^^;     よく考えたら これまでの人生で あまり旅行に行って いません。     あと10年で全都道府県は 訪問したと言えるように なると良いですね。     和歌山県といえば 和歌山ラーメン…でしょうか         自分が知っているよりも あっさりめなスープでしたが 美味しくいただきました。   和歌山ラーメンが 全国に広まったのは 平成10年に起きた 和歌山毒物カレー事件に 殺到した当時のメディアが   空き時間で和歌山ラーメンの 特集などを頻繁に行ったことが ブームのきっかけになったそうです。     そんな情報を教えてくれたのが 今回和歌山県に来た目的の 人材サービス会社の 株式会社キャリア・ブレスユー 東 社長   写真の後方であえて スマホをいじっている 姿で写る、太田部長も同席   人材ソリューション事業部の 部長の小濱と一緒に 行ってきました。   今回の訪問は 県や市が募集する 就労支援系の事業を どのように受託して運営するか 基礎の確認から 最近の予算傾向など確認。   経験が豊富な キャリア・ブレスユーさんが 就労支援系の受託事業の 研究会をされているので 勉強させてもらいました。   就労支援系の事業を いろいろ受託しつつ ノウハウやネットワークを しっかりと広げ それを活用して 独自の強みに変える。   こんなことが しれっとできるのだから 東社長は本当にすごい人です。   なんというか派遣業界 受託事業あるある話、で とても盛り上がるとともに   準備の大切さと 人の力を活かす大切さ この2つをすごく 感じさせてもらいました。   とても久しぶりなので 懐かしさを感じつつも やはり自分自身の固有の 強みをしっかりと生み出す キャリア・ブレスユーは とても刺激的な会社です。   昨日の東社長の話で 6年前に一緒に 船井総合研究所が主催する セミナーで一緒に登壇した ときの話をされました。       あったなぁ と懐かしく 思い出すとともに     そのときのメンバー みんな活躍しているので 置いていかれないように しっかりと自分自身も 成長しないとな と、自然に思わせてくれる よいキッカケになります。       業界で馴れ合うわけではなく しっかりと刺激を届けれる そういった存在になりたいですね。     ─── ぐっとくる会社を、もっと。 ─── 株式会社シナジー 〜2017ホワイト企業アワード受賞〜 〜注目の西日本ベンチャー100に選出〜 ~日経Associe 特集人気注目の企業71に選出~   気になった方はこちら 【社長の学校】 プレジデントアカデミー広島校 経営の12分野 【中小企業のためのスカウト型新卒採用イベント】 Gメン32 【すごい!素人をプロデュース!】 得意と働くを繋げる!Jally‘s<ジャリーズ> 【お問合せ】 総合お問合せフォーム

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2018.06.14
正解という手法探し
シナジー活動記

正解という手法探し

ある人には見えていて ある人には見えていない   そういったものは 世の中たくさんあります。   知っている人と 釣り船に一緒に乗ると     特定の人だけ やたらめったら 釣れていたりします。   その人には 自分には見えていない 釣りのコツというか 絶対的なポイントというか そういったものが 見えているようです。   釣りの素人である 自分からすると 何をどうしているのか ぱっと見て気づくこと すらできません。   それはちょっとした ポイントで簡単に見落とす レベルのことかもしれません。   何回か餌を取られたら 針が痛むので新しいものに 変えてしまうとか   この種類の魚がいる深さは こういった深さであるとか   そういったものもあるよね と想像がつくものから   実際に聞いてみると そんなことにも気を配るべきなのか と想像さえしていないことを 準備しないといけないこととか。     ビジネスの設計図   ビジネスの設計図を作るときは 自分たちの想像ができる範囲で 様々なことを想定してつくります。   しかし、実際にやってみると 想定していないことがたくさん 発生するものです。   肌感覚からしても 事前に想定できることは 2割で残りの8割は 根性というか   スポーツでいうと 言葉では説明できないけれど 訓練して少しずつできるように なるような非論理的な要素に 頼るような感覚です。   事業の計画を作るときに 完璧な想定で作るつもりでも   実際には完璧な計画は とても困難なので 残りの8割は現場で アジャストする 根性論というか 気持ちの面がとても大切です。   頑張って完成させた 計画も成功要素の 全体でいえばの2割。   それだけ 計画を作り成果に 繋げるためには 経験値も欠かせません。   でも、経験値に頼り過ぎると 新しいものも生まれませんし 前年昨対5%アップの売上で なんていう計画が生まれがち。   そこには大した物語がなく 進歩も存在しない。   想像から未来を創るチカラ 経験から課題を潰すチカラ   その2つのチカラが ないと新しい事業が 生まれないし 生まれても、上手くいかない。   ビジネスには ゴルフやスノボのように 訓練すれば徐々に 上達できる要素もあれば   専門家だからこそ 見落としてしまう 要素もあるので   激しい環境の変化の中で 未来を予測したり 他者への想像力を高めたりする ためにアイデアを 出す人も必要になる。   その海に魚がいるのか その海に魚がいないのかさえ わからないのに   新しい漁法で釣果を ださなければならないとき   想像力と経験値   この2つをいかに 噛み合わせるのかが 致命的に大切になる。   押したり 引いたり   そういった経験を 通過しなければ 新しいものは 出来あがらないもの。   偶然ではなく 計画的に新しいものを 生み出すというのは それだけ難しいし 価値があるので   押したり 引いたり すり合わせたり   ここを嫌がると 新しいものは 生まれません。   でも、 押したり 引いたり すり合わせたり   いつもやっていると それはそれで 疲弊しちゃいます。   それでもやるのだから 新しいものを生み出す 人の価値は自然と高くなる。   しぶとくそういった 価値を生み出し続けれる 人でありたいものです。   ─── ぐっとくる会社を、もっと。 ─── 株式会社シナジー 〜2017ホワイト企業アワード受賞〜 〜注目の西日本ベンチャー100に選出〜 ~日経Associe 特集人気注目の企業71に選出~   気になった方はこちら 【社長の学校】 プレジデントアカデミー広島校 経営の12分野 【中小企業のためのスカウト型新卒採用イベント】 Gメン32 【すごい!素人をプロデュース!】 得意と働くを繋げる!Jally‘s<ジャリーズ> 【お問合せ】 総合お問合せフォーム

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2018.06.13
「Don’t be evil」
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「Don’t be evil」

Googleの行動規範には   「Don't be evil」 ※邪悪になるな   というものがあります。 ユーザーに最良の製品や サービスを届けるとともに 社員としてよい行いをせよ というメッセージ。   この「Don't be evil」 というスローガンについて   Google程の企業がこの メッセージを発信していることを 心強くも思っていましたし 正直、懐疑的でもありました。   安倍首相も好きなことで有名な ホワイトハウスの覇権を争う 世界が絶賛するネットドラマ ハウス・オブ・カード 野望の階段 でも   検索エンジンを運営する 企業のCEOが大統領のために 情報を解析したり提供したり 改ざんしたりするシーンがあります。   世論に対して圧倒的に 影響力がある程の企業 Googleが   臨時的、一次的にでも 自分たちに有利な世論誘導は 可能でしょうし むしろされていても 不思議ではない。   ずっとそう思いつつも この「Don't be evil」 というスローガンが 世界の健全さを担う 大切なものだと感じていました。   この春、社員の間で回覧された スンダー・ピチャイCEOに 書簡が届けられました。   「グーグルは戦争ビジネスにかかわるべきではない」 「この計画はグーグルのブランドや採用競争力に対し 取り返しが付かないほどのダメージを与える」 「われわれの技術の道徳的な責任を第三者に委ねてはならない」   Googleのクラウド部門が 昨年9月に米国防総省と結んだ 軍事用無人飛行機向けの AI開発契約   通称「プロジェクト・メイブン」 に対する反対運動。   米メディアによれば 4000人を超える社員が この書簡に署名したほか 一部社員が辞職する事態に 発展しました。     「Don't be evil」の文化 プロジェクト・メイブンは ドローンで撮影した低解像度の 映像における物体認識に AIを活用するというもの。   Googleは今年3月に 説明したのは   これは国防総省との 試験プロジェクトであり 物体認識を補助する オープンソースの機械学習API を提供している。 技術は非攻撃的な使用に限られている     このように説明したものの   「Don't be evil」   これがアイデンティティーと なっている多くの社員は プロジェクトへの参加自体を 問題視したわけです。   それをうけて6月7日 Googleのクラウド部門を率いる ダイアン・グリーン氏は   国防総省との契約を打ち切るよう Googleに求める声が相次いだ。   われわれはメイブンのプロジェクトに 関する契約更新はしない   と述べ 2019年で契約を終了することを 明らかにしました。   一次的な経営者の方針や方向性が ブレたとしても、 社風や文化がどれを押し止める。   何が「evil」であるか 定めるのが難しいという問題は ありますが   文化が会社の方向性に 強く影響するというのは あるべきことです。   「Don't be evil」   解釈は難しいですが これほどまでに 人に浸透する思いを しっかりと明文化するのは とても大切です。   社員を自発的に動かす文化を しっかりと醸成する。   明文化する。 浸透させる。   その価値は計り知れない。   10年後振り返ったとき この出来事は Googleにとっても 転換期だったと言われるような 出来事なのではないかと 思っています。   ─── ぐっとくる会社を、もっと。 ─── 株式会社シナジー 〜2017ホワイト企業アワード受賞〜 〜注目の西日本ベンチャー100に選出〜 ~日経Associe 特集人気注目の企業71に選出~   気になった方はこちら 【社長の学校】 プレジデントアカデミー広島校 経営の12分野 【中小企業のためのスカウト型新卒採用イベント】 Gメン32 【すごい!素人をプロデュース!】 得意と働くを繋げる!Jally‘s<ジャリーズ> 【お問合せ】 総合お問合せフォーム

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2018.06.12
賃金テーブル
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賃金テーブル

人事評価を設計する上で やはり気を使うのは 賃金テーブルの設計です。 賃金テーブルは 低ければ社員の モチベーションは高まりませんし 高すぎれば 利益バランスを崩してしまいます。 新たな賃金テーブルを 構築する際にまず考えるのは 「何に対して賃金を払うか」です。 合わせて、社員がやる気を起こす 動機付けとして人事賃金制度が 機能するためにはどうしたらよいか を検討します。 経営サイドから見た 賃金決定の枠組みには 以下の種類が考えられる。 人事賃金制度と 自社で重要な賃金支給の 軸を照らし合わせて 方向性を決定します。 場合によっては 2種類の複合型の 人事賃金制度となる場合もでます。 賃金決定の要素として 考えられるものは 「属人要素(年齢、学歴)」 「能力」「職務」「成果」 「役割・責任」など。 賃金制度の枠組みを 決定した後は 等級制度を設定します。 等級制度は社員を いくつかの階層に区切ります。 社員の成長ステップを ランク付けすることでもあります。 どの賃金制度を 採用するかによって 等級制度も変わりますが 基本的には等級の概念を 「等級フレーム」でまとめ 等級要件の詳細を 記述書で決定することになる。 各等級の定義を 明確にできるかどうかが 重要なポイントとなる。 職能資格制度が 年功化してしまった大きな要因として 職能等級フレームの等級定義の あいまいさが挙げられます。 明確に等級の違いを 定義できなければ 無理に細分化する べきではありません。 とにかく、日本人にここが あまり馴染みません。 日本人はなぜか 会社に長くいればいるだけ 成果を出さなくとも給料が あがると信じて生きています。 成果を出せなくとも あの書類がここにある この契約はこうなっている その話はあの人に聞けば良い といったような 長くいることで備わる 社内特殊能力に対して 高い評価を求めるようになります。 ここが評価の 対象になってしまうと 成果を出すことに対しての 集中力が失われ易くなるので 当社では評価から外しています。 完全に外してしまうと 日本人には馴染みにくいので その年数も賃金テーブルに 反映させる方法もあります。 とにかく、どのような 思想で賃金テーブルを 作っていくかが重要です。 ─── ぐっとくる会社を、もっと。 ─── 株式会社シナジー 〜2017ホワイト企業アワード受賞〜 〜注目の西日本ベンチャー100に選出〜 ~日経Associe 特集人気注目の企業71に選出~   気になった方はこちら 【社長の学校】 プレジデントアカデミー広島校 経営の12分野 【中小企業のためのスカウト型新卒採用イベント】 Gメン32 【すごい!素人をプロデュース!】 得意と働くを繋げる!Jally‘s<ジャリーズ> 【お問合せ】 総合お問合せフォーム

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2018.06.11
好きで得意を、顧客のために活かせるか
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好きで得意を、顧客のために活かせるか

休日には入場待ちの行列ができ 入館者数の前年比増を 毎月達成している水族館があります。     大都会のオシャレ水族館でも 人気観光地にある 巨大水族館でもない。       人口8万人ほどの愛知県の 蒲郡(がまごおり)市にある 竹島水族館です。   ここで展示している生き物は 魚類のほか 大きい動物は アシカ、カピバラ。   館長を含めた スタッフはたった 7人しかいません。   建物は国内で2番目の古さで 水槽を軽く見るだけなら 10分弱で歩き回れるほどの狭さ。   条件面では決して恵まれていない むしろ、残念としか言いようがない 弱小水族館が   2016年度は 39万8000人もの客を集めて 話題になっています。   しかも、17年度は耐震工事のために 4カ月間の休館をしたにもかかわらず 35万人を達成。   今年度は43万人の 目標を掲げているそうです。   わずか8年前は 年間12万人ほどしか来ない 不人気施設で、閉鎖寸前でした。   好きで得意なことを 仕事にすることをずっと 大切に伝えていますが やり方を間違えると おかしなことになります。   今の館長に話を聞くと 意外な答えが返ってきます。   水族館の人たちは 魚が好き過ぎる。   魚をうまく飼育して増やして 給料がもらえればそれで満足。     お客さんに楽しんでもらうという 意識が無かったといいます。     かつては 館内は図鑑の説明文を つなぎ合わせたような 難しい文章を業者に依頼し プレートにして掲げていたそうです。     多額の費用はかかるのに ほとんど誰も読んでいない。 わかりやすい手書きのPOPを 勝手に描いて館内に貼り出すと   翌日に出勤すると 全て剥がされて事務所の机の上に 置いてあったそうです。   先輩たちからは 「そんなことよりもまずは 魚の飼育を覚えろ」 と嫌われたそうです。   経営者も管理者も 飼育者(好きで得意な人) の論理で運営する中で   今の館長 顧客目線で考えて 組織で孤立したそうです。       一方で、入館者数は低迷を続け 市が運営を手放すことが決まります。     年間24万人を割ると 収支が赤字になるため 多額の税金を投入し続けることが 議会で問題とされたのだそうです。     建物は市が所有し続けるが 運営は水族館スタッフが 設立した会社が 指定管理者として 委ねられることになります。     しかし、このままお客さんが 増えなければ給料すら出ない。     魚も飼えなくなる。     失業の危機を感じた先輩社員が 次々に辞めてしまいます。     そう ここ   こういった変化のときに     逃げ出すのか 踏ん張るのか     当然危機感を感じて 逃げ出した人たちの中には 飼育員という 専門職員が多くいたようです。     専門職であれば 顧客との接点はなく   専門的な仕事をいかに進めるか ということが平素の仕事では とても多くなります。     しかし顧客のことを 考えていない職員が多くなると その業務がどれほど 好きで得意だとしても 顧客に無関心なことが伝わります。     顧客接点 顧客視点を 専門職員が失い 長い時間が経過すると     専門職員の強い理屈だけが まかり通り次第に 顧客が離れていき 最後は危機感を持った 専門職員すらも転職して いなくなる。     好きで得意なことをしつつも 顧客との接点を忘れては いけません。     でも、難しいのは もとの職員さんたちも 自分では顧客目線で仕事を していると思っているわけです。     でも、そういった 勘違いをしている人たちが いなくなったからこそ     魚に興味がない人でも楽しめて 少しでも魚を好きになる場を 作ることが自分たちの仕事。     そう考えて 様々な取り組みをして 客足を取り戻したそうです。     好きで得意なことをやることと 顧客のことを真剣に考えること   この2つの視点を誰もが 持たないといけません。     魚マニアの自分たちが やりたいことではなく 普通のお客さんが 求めているものを作っていく ことの重要性。     客の意見を取り入れるには 客を「観察」するしかありません。     予算がない スタッフが少ない そもそも客が来ない。     かつての竹島水族館のような 状況にある会社は世の中に多いもの。     言い訳のネタならば 事欠かきません。       好きで得意なことを 突き詰めるとしても 自分たちのエゴでもいけない。     好きで得意を活かす場所は それはちゃんと 人のためになるということ。     意外と忘れがちで 勘違いしがち。     ─── ぐっとくる会社を、もっと。 ─── 株式会社シナジー 〜2017ホワイト企業アワード受賞〜 〜注目の西日本ベンチャー100に選出〜 ~日経Associe 特集人気注目の企業71に選出~   気になった方はこちら 【社長の学校】 プレジデントアカデミー広島校 経営の12分野 【中小企業のためのスカウト型新卒採用イベント】 Gメン32 【すごい!素人をプロデュース!】 得意と働くを繋げる!Jally‘s<ジャリーズ> 【お問合せ】 総合お問合せフォーム

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2018.06.10
あとづけでも、言葉にする
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あとづけでも、言葉にする

  全く知らなかったのですが 横浜のラーメンって 「家系」っていうんですね。   19歳のときに TV局のプロデューサーに オススメのラーメン店が あるっていわれて 連れて行ってもらった ラーメン店がキャベツが 美味しくてすごく印象的 だったのですが   20年経過して ようやくわかりました。   長年の謎が解けました。 「家系」だったんですね。     その家系に 連れて行ってくれたのが 横浜の派遣会社の先輩経営者。   おっちゃんなのに 「愛ちゃん」(本名)       理屈っぽさと 破天荒ぶりが 同居するひとです。   どちらかというと センスで仕事して 後付で理屈や道理に 落とし込んでいるように みえます。   あとづけでも 自分の仕事や想いを 言葉にして説明ができる。   この技術は 本当に重要な技術です。   昨日は 色々話しました。   派遣事業を いかに捉えるのか   年末調整 どうやっているとか   障害者雇用の 受入人数の負担   こえられるようで こえられない売上の壁   思想から 仕事術 食の好み   色々話ができて 面白い1日でした。     実は愛ちゃんと 話をする前にも ある派遣会社の経営者と 少し話をしました。   人事評価制度を導入するか 迷っている話。   人事評価で迷っている 経営者は少なくありません。   昨日も 人事評価制度について 雑談で出たのが   「人事評価制度を導入すれば 人事評価が楽になるなら 導入する費用も随分かかるけど 挑戦するのも良いかもしれない と思っている」   みんなが納得してもらえる 自分自身も納得できる そんな制度を作っていきたい。   企業が成長していて 今後どのように向き合っていくのか という課題とも挑戦ともとれる活動。   やっぱり働くなら こういう気持ちの良い 経営者のもとで働きたいものです。   ただ、昨日お話したのが 人事評価制度を導入することで 人事評価が楽になるかというと 決してそんなことはありません。   企業規模が小さな時期は 評価基準なんて社長の直感で 決めるくらいの方がバランスが いいものです。   人事評価制度をしっかりと 作り込むことで 直近で楽になることなんて さほどありません。   それは大きく3つの大変な 理由があります。   その大変な3つは   1.求める人材像の明確化 2.賃金テーブルの設計 3.評価技術の習熟   です。   今日は最初の ひとつ目を考えます。   1.求める人材像の明確化   人事評価はこういった活動を通じて 会社がどういった社員で あってほしいかを方向づけるものです。   経営者は意外なほど 自分にとって 自分の会社にとって   どういった社員が 求める理想かというものが イメージできていません。   いや、「イメージはある」 といわれても概ね 言葉にして説明することが できません。   理想の社員像にむかって 進んでもらうためのロードマップが 人事評価制度なので   その明確な理想の社員像を 言語化できていなければ 設計図が狂ってきます。   意外なほどここのフェーズで つまずくものです。   本来は人事評価というものは 人事考課のように 査定的な機能よりも 求める人材像に近づいてもらう ための設計図である必要が あります。   抽象的なイメージを 言語化することから まずは始める。   ここは 採用に通じる部分が 大いにあるので まずはここを考えてみてください。   あとづけでも 言葉にすることができるのは とても大切です。 ─── ぐっとくる会社を、もっと。 ─── 株式会社シナジー 〜2017ホワイト企業アワード受賞〜 〜注目の西日本ベンチャー100に選出〜 ~日経Associe 特集人気注目の企業71に選出~   気になった方はこちら 【社長の学校】 プレジデントアカデミー広島校 経営の12分野 【中小企業のためのスカウト型新卒採用イベント】 Gメン32 【すごい!素人をプロデュース!】 得意と働くを繋げる!Jally‘s<ジャリーズ> 【お問合せ】 総合お問合せフォーム

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2018.06.08
起業の準備
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起業の準備

就職活動を頑張っている 学生との会話をしていると 「将来、起業したい」 と、考えている学生は 一定数いる。   起業志向の学生は 一時期に比べると 随分と減ったようですが 仕事柄起業志向の学生に よく出会います。   ただ、結局のところは そこまでの本気度がない ケースがほとんどで なんとなく起業を口にして満足して そこそこの会社に入社して 終わっていることが大半です。   学生の頃から 起業を口にする人は 優秀だったり とてもいい奴だったりします。   それ故に組織に必要とされたり 仲間とも仲良くやれるので 起業しなくとも   ノウハウを持ち出さなくても 一定のポジションが与えられる。   別にそれが悪いわけでもなく 起業の多くは   どうしても やりたいことがあって 起業するというよりは   それまでの会社で  折り合いの付かなくなった人が   それまでの会社で働いて得た  ビジネスのノウハウを持ち出して  その近しい地域で行なって  仲違いとなるケースの方が  何倍も多いもの。   新規事業で前の会社と 喧嘩することもなく 起業できるケースは とても少ない。   企業にはまれなくて  はじき出されるように  起業してしまう人が多いので   起業の殆どは  準備不足です。   独立してすぐ ちゃんと生活できる人は とても少ないものです。   それでも生活できるのは 前の会社から顧客を 持ち出しているケースが殆ど。   起業の支援をするとき 意外なほど、 自社の商品やサービスを 真剣に考えていない人が 多いことに驚きます。   それは、前の会社の  ビジネスモデルを  そのまま持ち出そうと  していることが根底にあるから。   起業を本気で考えるなら  安易に顧客を持ち出すこと  ビジネスモデルを持ち出すことを  前提に準備してはいけません。   学生の起業志向は 真新しい挑戦で思考されるが 現実の起業の多くは ノウハウと顧客の持ち出しだ。   起業するとき  今の会社の経営者や  仲間から応援されるような  起業をしてほしい。   生活もある。   起業は 綺麗事ではありませんが   夢を抱いて  挑戦をするならば  真剣に顧客の創造をできる  そういった力を鍛えないと  いけない。   ─── ぐっとくる会社を、もっと。 ─── 株式会社シナジー 〜2017ホワイト企業アワード受賞〜 〜注目の西日本ベンチャー100に選出〜 ~日経Associe 特集人気注目の企業71に選出~   気になった方はこちら 【社長の学校】 プレジデントアカデミー広島校 経営の12分野 【中小企業のためのスカウト型新卒採用イベント】 Gメン32 【すごい!素人をプロデュース!】 得意と働くを繋げる!Jally‘s<ジャリーズ> 【お問合せ】 総合お問合せフォーム

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2018.06.07
気づく力
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気づく力

気づく力     多くの経営者はこの 気づく力に優れています。   多くの人が 気づかないことに 気づく感覚を持っており   その嗅覚こそが 経営者としてのポジションを 生み出していることが 少なくありません。   この気づく力   気づくためには そもそも対象を見ようと 意識しなければ 目にも留まりません。     カラーバス効果として 知られているように   意識すると今まで気づきも しなかったことが 見えるようになります。   例えば、妻が妊娠をすると 周りは何も変わらないのに 街中でその妊婦を よく見かけるようになったりします。   これも一つの気付きです。     人間の脳は本当に不思議で 意識しないこと 興味のないことには 脳は一切反応しません。   そのため、意識しないでいると 自分の興味ある世界を見るだけで 日々が過ぎていきます。   そうなると 新しい発見や体験はなく どんどん凝り固まった世界に とらわれるようになってしまいます。   ここで必要なのは 「興味の幅」や 「引き出しの多さ」だと 考えています。   忙しい日常の中でも 目の前のこと以外にも 意識を向けてみることが とても大切になっていきます。   経営者は 気づく力があると 先程も書きましたが   自分に「気づく力」があると 自身を持っている経営者は 多いものですが 自分が「気づく力」を持っている と自負しないことを オススメします。   自分が「気づく力」を持っていると 自負しているひとは 自分の視点の中で気づく力を もっているだけにしか過ぎないからです。   「◯◯ってことにみんな 気づいていないんだよなぁ」   と、多くの人が影で 言っていまいがちですが   そう言っている人も影で   「◯◯ってことにあのひと 気づいていないんだよなぁ」   なんて言われているものです。   あくまで、気づくのは自分自身の 視点であることが多いもの。   みんなが 自分は気づいているけれど あの人達は気づいていない なんて考え出すとチームワークが 悪くなってしまいます。   あくまで気づく力は 自分自身の視点に大きく 影響を受けているのだと自覚して   自分だけが気づいていると タカをくくるのではなく 共有していくことは大切です。   本当に気づく力を養うには 「視点の幅広さ」が必要です。   ここでは色んな人になったつもりで 対象を見てみることがポイントですが 本当に簡単にはそれはできません。   この新商品は 大人目線では問題なく使えるが 子供目線ではココが危険だな… といったことにどれだけ気づけるか。   いつもの自分の視点に加えて 顧客の視点 協力会社の視点 老人の視点 子供の視点 経営者の視点 部下の視点… のように立場を変えてみたり   楽観的な視点 創造的な視点 批判的な視点…   のように思考スタイルを 変えてみたり頭の中で その人になりきることが できないといけません。   自分の視点で気づくだけでは 本当の意味で気づく力は 養えていないということです。   当然、自分自身もそうなので 鍛えないといけないんですよね。     ─── ぐっとくる会社を、もっと。 ─── 株式会社シナジー 〜2017ホワイト企業アワード受賞〜 〜注目の西日本ベンチャー100に選出〜 ~日経Associe 特集人気注目の企業71に選出~   気になった方はこちら 【社長の学校】 プレジデントアカデミー広島校 経営の12分野 【中小企業のためのスカウト型新卒採用イベント】 Gメン32 【すごい!素人をプロデュース!】 得意と働くを繋げる!Jally‘s<ジャリーズ> 【お問合せ】 総合お問合せフォーム

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2018.06.06
10億円の壁
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10億円の壁

人類の出発はアフリカからだといいます。     考古学の調査ではひとつの 集団は概ね150人で 形成されてきたのだといいます。   150人なので自然の猛威にも 共同して耐えられ 生き延びたともいえます。   150人よりも多ければ 分裂し派閥抗争が起き 集団は割れた形跡があるようです。   150人よりも少なければ 消滅したかもしれない。   150人というバランスにより 人類は60億人もの大集団に なったともいえます。     組織の最適規模も 150人という説があります。   共同体、軍隊、企業の 組織の適正規模は 100〜200人ぐらいが いいという話もよくききます。     特に軍隊は 命をかけて戦います。   皆の力が最大限発揮できるような 最適化が研究され実践されます。   常に最新の組織理論も 軍隊から生まれているのは 興味深いところです。   古代ローマでも 軍隊は120〜130人で一単位。   どうも、心を通わせながら 意志を共有化し 皆で力を合わせていけるのは 150人というのは人間の脳の バランスでは最適なようです。   一説では個体差があり 100名〜250名の間になるという 研究結果が出ており その公約数的なものが150人と いうことなのだろうかと想像しています。   150人がちょうどいいと考えると 組織はどうあるべきでしょうか。   組織はその成員間の関係を密にして いいコミュニケーションやリレーションを つくりあげてこそいい組織だといえます。   その結果として、組織として いい仕事 いい活動が できるようになる。   霊長類では脳の重さと 共同体の人数は比例するという 研究結果がでています。     これから計算すると 人は150人という数字になるそうです。   脳が大きくなれば コミュニケーション能力が発達して 組織の意思疎通もうまくなる。   維持できる組織の人数も、 当然増えます。     150人の組織の1対1の関係は 計算すると11,175通りにもなります。   この複層化した関係を 維持できる能力を人間が 持ったということでもあります。   脳の構造から見て 人の組織では150人がポイント だと言われていますが   組織には最適バランスがあり 仕事の種類や組織の種類に よってその最適ポイントは 変わってきます。   まずは、そのコミュニケーションが 円滑にいかなくなる変化点の 人数を予測する。   そして、コミュニケーションが 円滑にいかなくなる前に今までと 同様のコミュニケーション手法で 乗り切ろうとするのではなく   新しいアプローチを 考えていないといけません。   人数が増えるということは 人のコミュニケーションの 1対1の関係が複雑になるということ。   それまでの成功法則が 突然上手くいかなくなる ポイントは確実に存在します。   その時の組織運営を 事前にまとめておくのは 人類が150名を堺に 集団分裂を繰り返してきた 歴史から見ると必要な対策です。   集団をまとめるためには   目的をくどいくらい 発信し続けること   共感してもらえる 近い未来   共感してもらえる 理想の未来   この2つを共有しなければ 複雑で困難なことを 突破していくことはできなくなります。   中小零細企業が 成長していくときに 一番つまずくポイントは   成長する組織が リーダーの意志に反した 意思疎通を繰り返し 分裂してしまうことです。       小規模の組織と 大規模の組織は 運営そのものは全く別物。   あるポイントを起点に 組織運営は一気に 複雑になりますが そこが企業の売上規模 10億円の壁だとも言えるんでしょうね。     ─── ぐっとくる会社を、もっと。 ─── 株式会社シナジー 〜2017ホワイト企業アワード受賞〜 〜注目の西日本ベンチャー100に選出〜 ~日経Associe 特集人気注目の企業71に選出~   気になった方はこちら 【社長の学校】 プレジデントアカデミー広島校 経営の12分野 【中小企業のためのスカウト型新卒採用イベント】 Gメン32 【すごい!素人をプロデュース!】 得意と働くを繋げる!Jally‘s<ジャリーズ> 【お問合せ】 総合お問合せフォーム

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2018.06.05
期待値のコントロール
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期待値のコントロール

唐突ですが 人の期待を裏切らない そんな人になりたいものです   人によって求められている 期待は様々で   ゴミを拾っただけで 親切で気が利く人だと 感謝されたり   一生懸命やっても 成果が出ず 気が利かないヤツだと 評価されることもあります。   そこには人それぞに 求められている事前の期待 期待値というものがあります。     期待値とは何でしょう。   期待値を ギャンブルで考えると 掛け金に対して戻ってくる 「見込み」の金額だといえます。   たとえば、サイコロを 振るときのことを考えてみると 出る目の期待値を考えると 計算は省きますが 3.5になります。   このように計算で求める ことのできる期待値があれば そうでないものも存在します。   あらためて書く 話ではありませんが   期待値とは 期待の度合いです。   私たちには人に期待します。   こうすれば こうしてくれるだろう   こう与えれば 返してくれるだろう 感謝してくれるだろう そういう期待のことです。   この期待の度合いが高ければ 相手が落胆する確率が増えます。   現実と期待値との差  =  がっかり   これはとてもわかり易いですよね。   なので、 相手の自分に対する期待値も 適正なレベルまで下げた方が その後は安心です。   自分という商品を買ってもらうために 面接の場などで期待させる ということは、普通に理解できます。   ですがいつもこれをやっていると 自分の評価を下げることになります。   相手の心中で 「現実と期待値との差=がっかり」 になるためです。   誰かに頼みごとや 仕事を依頼されると   意気に感じ相手の期待以上の ことをしようとする人がいます。   そうすると 相手は評価と期待値を上げる。   その結果 次回の頼みごとや仕事の依頼では 上がった期待値が基準(標準)になり 自分が苦しむはめになる… という循環になります。   150点とれたり 60点だったり 200点とれたり 50点だったり   バラバラとなるなら 常に101点を目指すのが どれだけ大切かわかります。   大きな期待を抱かせないので 必要以上のストレスもない。   でも、期待値よりもいつも 少しだけ上回ってかえってくる。   期待値を極限まで下げる人は 事前に下げた期待値で チャンスを逃すリスクを とっている分 相手に評価されやすく   期待値を極限まで上げる人は 事前に上げ期待値で チャンスを得ている分 相手にがっかりされやすいもの。   期待値を事前にしっかりと下げ チャンスがあれば しっかりと仕事をする という方法もあるかも しれませんが   若い社員には 入社してすぐ チャンスを貰えるように 立ち振る舞うように伝えています。   入社するまでは 自分の期待値をしっかり上げて 入社してから   ちょっとそれは厳しいですね…   と、常に相手に期待されないよう 立ち振る舞うのも違う話です。   入社前の期待値を 入社後も維持できるよう 頑張ることも必要なことです。   常に期待値をさげて がんばる秀逸な知人もいますが それは40歳くらいになったら OKとします。   期待値をさげるのは 一つの技術ですが   若い社員は やっぱり期待MAXで はりきってやってもらいたいものです。     ─── ぐっとくる会社を、もっと。 ─── 株式会社シナジー 〜2017ホワイト企業アワード受賞〜 〜注目の西日本ベンチャー100に選出〜 ~日経Associe 特集人気注目の企業71に選出~   気になった方はこちら 【社長の学校】 プレジデントアカデミー広島校 経営の12分野 【中小企業のためのスカウト型新卒採用イベント】 Gメン32 【すごい!素人をプロデュース!】 得意と働くを繋げる!Jally‘s<ジャリーズ> 【お問合せ】 総合お問合せフォーム

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2018.06.04
引退どき
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引退どき

松坂大輔 がんばっていますね。   あれだけ苦戦していて 多くの人が引退をするべき と思っていたのでしょうが 今季普通に戦力になっています。   途中であれだけ活躍できなければ 普通現役を続けさせてもらえない でしょうから選手能力以上の 力が働いたのは間違いないでしょうね。   甲子園の大スター NPBの大スター メジャーですらモンスターと呼ばれ WBCでは2度のMVPという あまりに輝かしい成績がある 松坂大輔選手ですが   輝いている時期に 引退せずこうやって 泥臭く自分がアスリートであることを 追い求めるのは本当にすごいこと。   中日ドラゴンズに テスト入団ですからね^^;   本当に自分自身が何かを 求めているんでしょうね。   これで成績があがらず 引退すれば色々なことを 言われるのだと思います。     どんなときでも だまって結果を追い求める ということがどれほどのことか。   イチローもそうですし 松坂大輔もそうですし ピークを過ぎて 現役にしがみついている ようにしかみえず 往生際が悪いようにしかみえない。   それでも、スマートに進めることが 目的ではなくて、自分の道をすすむ ことをひたすら考える。   周りをちゃんとみて 成果を意識することも大切ですし 成果がでないときでも自分を 信じて突き進むのもいい。   人生、結局のところ やった後悔よりも やらない後悔のほうが 大きいことは わかっているので やってしまえばいい。     それをカッコいいと 思うひとは集まってくるだろうし それをかっこ悪いと 思うひとは離れていくでしょうし   ビジネスも同じで 儲かりそうだからやるのではなく やりたいからやる。   この商品が好きだからやる。   そういった思いって とても大切なものです。     どんだけドロドロでも 本人がそれを信じて 疑わずにやっていれば 徐々に前に進んでいくもの。   自分がピークを過ぎて 現役を終えてほしいと 思われるようなときでも 自分自身がワクワクして できる何かを持っておきたい とも思えてしまいます。   いつ引退をするのか。   いつまでワクワクしたいのか。   後悔がないように 生きていきたいものです。     ─── ぐっとくる会社を、もっと。 ─── 株式会社シナジー 〜2017ホワイト企業アワード受賞〜 〜注目の西日本ベンチャー100に選出〜 ~日経Associe 特集人気注目の企業71に選出~   気になった方はこちら 【社長の学校】 プレジデントアカデミー広島校 経営の12分野 【中小企業のためのスカウト型新卒採用イベント】 Gメン32 【すごい!素人をプロデュース!】 得意と働くを繋げる!Jally‘s<ジャリーズ> 【お問合せ】 総合お問合せフォーム

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2018.06.02
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「ご縁がなかった」で終わっていませんか? 辞退された方こそ、未来の仲間

一度は選考や内定を辞退された方から、 数年後に「やはり御社で働きたい」とご連絡をいただく ――そんなケースは、実は決して珍しくありません。 新卒・中途を問わず、選考や内定を辞退された方を 「ご縁がなかった」の一言でそのままにしていないでしょうか。 人口減少が進み、特に若手の優秀な人材の確保はますます難しくなっています。 だからこそ、一度接点を持った方との“過去の出会い”を 大切にすることが、これからの採用では大きな力になります。 辞退=「もう縁がない」ではない 辞退の理由はさまざまです。 「タイミングが合わなかった」 「他社の条件が良かった」 「家庭の事情」など、必ずしも自社に魅力を感じなかったわけではありません。 実際、入社した会社が合わずに早期離職する方も一定数います。 そのとき、丁寧に見送ってくれた企業のことは、 意外なほど記憶に残っているものです。 辞退者は“今は縁がなかっただけの、未来の候補者”と捉え直すことが第一歩です。 辞退された方を“未来の仲間”に変える3つの方法 1.辞退の瞬間こそ、丁寧に見送る 辞退の連絡は、企業の本性が最も出る場面です。 冷たい対応をすれば、その印象がそのまま口コミやSNSで広がります。 逆に 「ご縁があればまたぜひ」と気持ちよく見送ることで、 良い印象が残り、再応募や紹介につながります。 2.公式LINE等で「つながり」を残しておく 辞退された方とは、 その場でご縁を切ってしまうのではなく、 公式LINEやメールマガジンなどで“ゆるくつながる”状態を作っておきましょう。 許可を得たうえで登録してもらえば、 いわゆる“人材のストック(タレントプール)”になります。 次の募集が出たときに、「以前ご縁のあった〇〇さん」へ直接お声がけできる状態が整います。 3.定期的に情報が届く「仕組み」を作る 何を達成すれば「合格点」なのかを事前に定義し、 期待値を揃えることが不可欠です。 あらかじめゴールを共有することで、 学生は自律的に動きやすくなり、迷いなく業務に集中できるようになります。   注意点:成功の分かれ目は“採用プロセス化” 大切なのは、担当者の記憶や手作業に頼らず、自動的に情報が届く仕組みにしておくことです。 公式LINEやメルマガを活用すれば、 自社の様子や活躍する社員の話などを、定期的に・負担なく届け続けられます。 求人の押し売りではなく 「気にかけています」という接点を保ち続けることで、 転職を考えたそのときに、真っ先に思い出してもらえる存在になれます。 これからの採用は、「新しい出会いを増やす」だけでなく、「過去の出会いをどう活かすか」が問われます。 一度会えた方は、それだけで貴重なご縁です。 目の前の一人ひとりを大切にする積み重ねが、数年後の採用を支えてくれます。 ぜひ自社の辞退者フォローができているか、見直してみてはいかがでしょうか。 [no_toc]

「ご縁がなかった」で終わっていませんか?  辞退された方こそ、未来の仲間

樋野 竜乃介

2026.08.25
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まずは「1名」から始めるスモールスタート

はじめに 前回は、特定技能外国人の受け入れで起こりやすい トラブルと、その多くは日本人側の「伝え方」や 「関わり方」を少し変えることで防ぎやすくなる、というお話をしました。 では、初めて受け入れる企業様は、実際にどのように始めればよいのでしょうか。 その答えの一つが、今回ご紹介する「1人から始めるスモールスタート」です。 特定技能外国人の受け入れに興味はあるものの、 いきなり複数名を受け入れるのは不安 現場が対応できるかわからない 教育や生活支援の負担が心配 まずは自社の現場に合った受け入れ方を確認したい このように感じている企業様も多いのではないでしょうか。 そのような場合におすすめしたいのが、 「1人から始めるスモールスタート」です。 特定技能外国人の受け入れは、 必ずしも最初から複数名を採用する必要はありません。 まずは1人を受け入れ、現場での教育方法や 支援体制を確認しながら、段階的に広げていく方法があります。 なぜ1人から始めるのがよいのか 初めて外国人材を受け入れる企業様にとって、 最初から複数名を受け入れることは大きな負担になる場合があります。 受け入れ直後は、業務の説明、生活面の確認、 現場スタッフとの関係づくりなど、通常の採用とは異なるサポートが必要です。 1人から始めることで、 教育担当者の負担を抑えられる 現場スタッフが受け入れに慣れやすい 自社に合った教え方を見つけられる 課題が出ても早めに改善できる 次に受け入れる時の準備がしやすくなる というメリットがあります。 小さく始めることで、無理なく受け入れ体制を整えることができます。 1人目は「受け入れ体制づくり」の大切な一歩 1人目の受け入れは、単なる人材確保ではありません。 自社にとっての受け入れ体制をつくる大切な一歩です。 たとえば、1人目を受け入れることで、 どの業務から任せるとよいか どの説明が伝わりにくいか どのマニュアルが必要か 現場スタッフがどこで不安を感じるか 生活面でどのような支援が必要か が見えてきます。 この経験をもとに改善していけば、 2人目、3人目を受け入れる時には、よりスムーズに対応できるようになります。 1人でも孤立させない受け入れ方 スモールスタートを考える時、 会社側が一番不安に感じやすいのが、 「1人だけで大丈夫なのか」「かわいそうではないか」という点です。 この不安は、とても大切な視点です。 特定技能外国人は、日本で働くだけでなく、 日本で生活していくことになります。 そのため、会社側が「1人でも問題ない」と一方的に 考えるのではなく、本人が孤立しない環境をつくることが重要です。 ただし、問題は「1人から始めること」そのものではありません。 大切なのは、1人で入社した外国人材を、 職場の中で1人にしないことです。 前回の記事でもお伝えした通り、 トラブルを防ぐためには、 一つひとつを「教育しなければならない」と 重く考えすぎるのではなく、 同じ会社で働く同僚としてのコミュニケーションの一つだと考えることが大切です。 たとえば、 朝に「体調は大丈夫?」と声をかける 作業前に「今日はこの手順で進めてください」と一言伝える 困っていそうな時に「分からないことはありますか?」と確認する 仕事で困った時に誰へ聞けばよいかを伝えておく 生活面で不安がある時の相談先を共有しておく このような小さな声かけだけでも、本人の安心感は大きく変わります。 実際に1人から受け入れを始めた場合でも、 多くの外国人材は、周りの日本人スタッフに対して感謝の言葉を伝えてくれることがあります。 それは、外国人材が置かれている状況を周りの 日本人が汲み取り、声をかけたり、 気にかけたりしていることを、本人が実感しているからだと思います。 中には、「自分ひとりでも大丈夫です」と言い切る外国人材もいます。 もちろん、それが本心かどうかは本人にしか分かりません。 しかし、少なくとも周りのスタッフの思いや気遣いは、 外国人材に伝わっていることが多いと感じます。 同じ国の人がいることも安心材料の一つですが、 それ以上に大切なのは、職場の中に「気にかけてくれる人」がいることです。 たくさん教えてくれる人、 声をかけてくれる人がいるほど、 外国人材も質問しやすくなり、トラブルを未然に防ぎやすくなります。 つまり、1人から始めるスモールスタートは、 本人を1人にすることではありません。 会社全体で受け入れ方を確認しながら、 同じ会社で働く同僚として関わり、無理なく体制を整えていく方法です。 スモールスタートで大切な準備 1人から始める場合でも、準備は必要です。 特に大切なのは、次の4つです。 1. 任せる業務を明確にする 最初からすべての業務を任せようとすると、本人も現場も混乱しやすくなります。 まずは、 入社後1週間で覚える業務 1か月後にできるようになってほしい業務 3か月後に任せたい業務 のように段階を分けて考えることが大切です。 2. 教育担当者を決める 「誰かが教えるだろう」という状態では、 教え方にばらつきが出てしまいます。 教育担当者を決めておくことで、 本人も質問しやすくなり、現場も責任の所在が明確になります。 3. 現場スタッフへ事前に共有する 外国人材が入社することを、現場スタッフへ事前に共有しておくことも重要です。 なぜ受け入れるのか どのような業務を担当するのか 最初はどのようなサポートが必要か 困った時は誰に相談するのか を共有しておくことで、現場全体で受け入れる雰囲気をつくることができます。 4. 定期的に面談する 入社後は、定期的な面談の機会をつくりましょう。 本人が困っていることを早めに把握できれば、 大きなトラブルになる前に対応できます。 面談では、仕事のことだけでなく、 生活面や人間関係の不安も確認することが大切です。 1人から始めることで、将来の採用につながる 1人目の受け入れがうまくいくと、企業にとって大きな自信になります。 現場スタッフも「外国人材と一緒に働くイメージ」を 持ちやすくなり、次の受け入れに対する不安が減っていきます。 また、受け入れた本人が職場に定着し、 活躍することで、社内の理解も広がります。 その結果、将来的に複数名を受け入れる際にも、 よりスムーズに採用・育成を進めることができます。 まとめ 特定技能外国人の受け入れは、最初から大きく始める必要はありません。 初めての受け入れに不安がある場合は、 まず1人から始めることで、現場の負担を抑えながら、 自社に合った受け入れ体制をつくることができます。 大切なのは、人数の多さではなく、 受け入れた人が安心して働き、定着できる環境を整えることです。 1人目の受け入れは、将来の人材確保に向けた大切な第一歩です。 無理なく始め、経験を積み重ねながら、 外国人材が活躍できる職場づくりを進めていきましょう。 [no_toc]

まずは「1名」から始めるスモールスタート

藤原 幹雄

2026.08.20
日本人が変われば、外国人材も動きやすくなる?
外国人採用
採用担当者向け
経営者向け

日本人が変われば、外国人材も動きやすくなる?

特定技能外国人の受け入れに興味はあるものの、 「現場でトラブルが起きないか不安」 「言葉や文化の違いに、どう対応すればよいのかわからない」 「外国人材にどこまで説明すればよいのかわからない」 このように感じている企業様も多いのでは ないでしょうか。 今回から2回に分けて、 初めて特定技能外国人を受け入れる企業様に向けて、 受け入れ前に知っておきたいポイントをお伝えします。 第1回のテーマは、 「日本人が変われば、外国人材も動きやすくなる」 です。 このように聞くと、「出稼ぎに来る外国人のために、 なぜ日本人側が変わらないといけないのか」と感じる方もいるかもしれません。 しかし、ここで言う「変わる」とは、 会社の仕組みを大きく変えることや、現場に大きな改革を求めることではありません。 必要なのは、10秒あればできる心構えの変化です。 たとえば、曖昧に伝えそうになった時に、少しだけ言葉を足して言い切る。 「誰かが説明しているだろう」と思った時に、念のため一言だけ確認する。 長く説明しようとせず、伝えたい内容を短く区切って話す。 このような小さな変化だけでも、外国人材にとっては 「何をすればよいのか」が分かりやすくなり、現場でのトラブルを防ぎやすくなります。 私が特定技能外国人の支援に関わる中で 実際に経験したトラブル事例をもとに、 なぜトラブルが起きるのか、 そして受け入れる日本人側がどのように伝え方を変えればよいのかをお伝えします。 外国人材の受け入れでは、外国人本人に 「日本の職場に慣れてもらう」ことも大切です。 しかし、それだけでは十分ではありません。 日本人側が曖昧な表現を減らし、 期限・手順・確認先・完了条件をしっかり言い切ることで、外国人材は迷わず行動しやすくなります。 そして第2回では、 いきなり複数名を受け入れるのではなく、 まずは「1名」から始めるスモールスタートという考え方をご紹介します。 第1回となる今回は、 実際に起こりうるトラブルを通じて、 「外国人材をどう変えるか」ではなく、 「受け入れる側の伝え方をどう変えるか」という視点でご覧ください。 よくあるトラブル①:職場の指示が正しく伝わらない 特定技能外国人は、一定の日本語能力を持って来日・就労します。 しかし、日常会話ができることと、 職場で使う専門用語や細かな指示を正確に理解できることは別です。 実際の支援記録でも、勤務先でのルール確認や 感染症対策に関する指導として 「職場側の指示に従うことを再確認」 「作業時のルール指導」 「決められた区域や手順を守るよう再指導」 といった対応が必要になっています。 これは、本人に悪気があるというよりも、 職場ごとのルールや日本語での細かな指示が十分に伝わっていないことで起こりやすいトラブルです。 たとえば、職種を問わず次のような場面で起こります。 作業手順や安全ルールの理解 衛生管理・感染症対策の手順 使用してよい場所、入ってはいけない場所の区別 報告・連絡・相談のタイミング 「あとで」「なるべく早く」「大体○日くらいまで」 「このようにすればうまくいくと思う」など、期限や判断基準が曖昧な表現 特に製造業では、クリーンルームでの衛生管理、 異物混入を防ぐための服装・入室手順、 製品に傷を付けないための取り扱い、 機械や工具を使う際の安全確認など、 細かなルールを高い意識で守ることが求められます。 こうした内容がうまく伝わらず、 現場での不安やミスにつながることがあります。 正しい対応策:曖昧な表現を避け、具体的に伝える 大切なのは、「一度説明したから大丈夫」と考えないことです。 特に安全・衛生・品質に関わる業務は、 口頭説明だけで終わらせず、 実際の動きを見せながら確認することが重要です。 たとえば、 「職場のルールを守ってください」ではなく 「このエリアに入る前に、手洗い・消毒・専用服の着用をしてください」 「製品を丁寧に扱ってください」ではなく 「製品を置く時は、角をぶつけないように両手で持ち、このマットの上に置いてください」 「気をつけて」ではなく 「機械を動かす前に、必ず周囲に人がいないか確認し、社員へ声をかけてください」 「わかった?」ではなく 「次に何をするか、もう一度説明してもらえますか?」 このように、曖昧な表現を避け、具体的な行動で伝えることが大切です。 特に、期限や判断を伝える時は「言い切る」ことを意識しましょう。 たとえば「大体○日くらいまでに」ではなく 「○月○日の17時までに完了してください」、 「このようにすればうまくいくと思う」ではなく 「この手順で進めてください」と伝えます。 日本人同士であれば、 相手の表情や雰囲気、言葉の裏側から 「急ぎなのか」「どこまで任されているのか」を察することがあります。 しかし、外国人材には、日本人のように 相手の言葉の裏を読み取る文化がない場合も多くあります。 ここで大切なのは、外国人材だけに 「日本のやり方に慣れてください」と求めるのではなく、 受け入れる日本人側も伝え方を変えることです。 日本人が曖昧な表現をやめて、 しっかりと言い切ることができれば、 外国人材は「何をすればよいのか」 「どこまでやればよいのか」が分かりやすくなります。 つまり、日本人の伝え方が変われば、外国人材も動きやすくなります。 そのため、日本人にとっては少し難しく感じるかもしれませんが、あえてしっかりと言い切ることが大切です。 「たぶん」「できれば」「大体」ではなく、 「いつまでに」「どの手順で」「誰に確認して」 「どの状態まで行うのか」を明確に伝えることで、本人も迷わず行動しやすくなります。 具体的には、 いつまでに行うのか どの手順で行うのか 誰に確認するのか どの状態になれば完了なのか をはっきり伝えることが重要です。 また、写真付きのマニュアルやチェックリストを 用意しておくと、言葉だけに頼らず業務を覚えやすくなります。 よくあるトラブル②:生活ルールの違いによる近隣・同居者トラブル 外国人材を受け入れると、職場だけでなく 住まいや生活面でも、日本のルールとの違いが出ることがあります。 実際に私の外国人への支援記録の中にも、 寮での生活指導として 「ゴミ出しルールの説明」 「共有部(廊下・階段・玄関)の使い方説明」 「近隣・同居者トラブル時の連絡ルート共有」 といった対応がありました。 たとえば、 ゴミを出す曜日や分別方法がわからない 廊下や玄関など共有部分に私物を置いてしまう 同居者との生活リズムが合わない 近隣から注意を受けても、どう対応すればよいかわからない といったことが起こる可能性があります。 これは「マナーが悪い」というより、 母国と日本で生活ルールが違うこと、 そして日本のルールを最初に具体的に教わっていないことが原因になりやすいトラブルです。 正しい対応策 生活ルールは、入居時に具体的に説明しておくことが大切です。ただ、生活ルールや文化の違いは、 説明する側にとっても難しく感じやすい内容です。「どこまで言えばよいのか」 「細かく言いすぎると失礼ではないか」と 考えてしまい、できれば誰かが教えてくれることを期待してしまう方も多いと思います。そのような時は、伝えたい内容を 一度にまとめて説明しようとせず、 短く区切って伝えることがポイントです。 たとえば、ゴミ出しであれば、 「燃えるゴミは火曜日と金曜日に出してください」 「朝8時までに出してください」 「この袋に入れてください」 「出す場所は建物の前ではなく、右側のゴミ置き場です」 このように、1つの文章に多くの情報を入れず、 短い文に分けて伝えることで、本人も理解しやすくなります。 特に、 ゴミ出しの曜日・分別・出す場所 共有部に物を置かないこと 夜間の騒音に注意すること 来客時のルール 困った時の連絡先 は、書面や写真で見せながら説明すると伝わりやすくなります。 また、トラブルが起きた時に本人だけで 判断させるのではなく、 「まず誰に連絡するのか」を決めておくことも重要です。 住まいでの不安が減ると、 本人も安心して仕事に集中しやすくなります。 よくあるトラブル③:現場スタッフとの関係がうまくいかない 受け入れ後に意外と多いのが、外国人本人ではなく、 現場側の受け入れ準備不足によるトラブルです。 たとえば、 誰が教育担当か決まっていない スタッフによって教え方が違う 外国人材に対して過度に期待しすぎる 「なぜ外国人を採用するのか」が現場に共有されていない このような状態では、 本人も何を信じて行動すればよいかわからず、 現場スタッフも負担を感じやすくなります。 正しい対応策 受け入れ前に、現場スタッフへ目的を共有することが重要です。 現場スタッフとの関係づくりについても、 説明が難しいと感じる方は多いと思います。 「なぜ外国人材を受け入れるのか」 「最初はどこまでサポートが必要なのか」 といった内容は、感覚的に伝えようとすると 曖昧になりやすく、結果として誰も本人に説明していなかった、ということが起こりえます。 ここでも大切なのは、伝えたい文章を短く切って説明することです。 たとえば、 「最初の1か月は、○○の作業を覚えてもらいます」 「わからない時は、○○さんに聞いてください」 「急ぎの相談は、その場で声をかけてください」 「判断に迷った時は、自分で決めずに確認してください」 このように短い文章で伝えると、 外国人材も理解しやすく、現場スタッフも説明しやすくなります。 特定技能外国人は「人手不足を埋めるための即戦力」 として期待される一方で、最初から日本人スタッフと まったく同じように動けるわけではありません。 そのため、 教育担当者を決める 最初の1か月で覚える業務を絞る 教え方を統一する 困った時の相談先を明確にする 現場全体で育てる意識を持つ といった準備が必要です。 外国人材だけに努力を求めるのではなく、 受け入れる側も「伝えやすい形に分けて説明する」ことが、定着のポイントです。 よくあるトラブル④:生活手続きのつまずきが仕事に影響する 特定技能外国人は、日本で働くだけでなく、 日本で生活をしていく必要があります。 私の支援記録にも、銀行口座の暗証番号トラブル、 口座引落の設定、携帯電話の契約・初期設定、 料金プランの見直し、市役所での転入届・住所変更、 マイナンバー申請など、生活面のサポートが多く記録されています。 仕事自体には前向きでも、 銀行口座の暗証番号がわからず、お金を引き出せない 携帯電話の契約や支払い設定ができない 市役所での手続きに必要な書類がわからない 住所変更後に銀行や携帯の登録住所を変更していない マイナンバーの申請・受け取り方法がわからない といった生活面の不安が積み重なると、 仕事への集中力や定着に影響することがあります。 正しい対応策 生活手続きは「本人がそのうち慣れるだろう」と 考えず、最初に段取りを組んで支援することが重要です。登録支援機関を活用する場合は、 入国前後の手続きだけでなく、就労後の生活相談まで対応できるかを確認しましょう。また、外国人の受入企業側でも、 銀行口座・携帯電話・市役所手続きの流れを一覧にする 必要書類を事前に確認する 初回は同行や通訳サポートを検討する 手続き後に住所変更などの追加対応がないか確認する 困った時の連絡先を共有する といった支援を行うことで、本人の不安は大きく減ります。 生活面が安定することは、職場で長く活躍してもらうための大切な土台です。 よくあるトラブル⑤:体調不良・感染症発生時の対応が遅れる どの職場でも、本人の体調不良や感染症の疑いが出た時の対応は重要です。 私の支援記録では、発熱時の体温確認、 咳・倦怠感などの症状聴取、受診先の選定、 病院予約、必要に応じた同行、診断結果の共有、 療養期間や出勤停止の判断、同居者への注意事項共有などの対応が記録されています。 このような場面で対応が遅れると、 本人がどの病院に行けばよいかわからない 職場への報告が遅れる 出勤してよいか判断できない 同居者や職場への感染リスクが高まる 本人が不安を抱えたまま過ごしてしまう といった問題につながります。 正しい対応策 体調不良時の対応は、入社時にルール化しておくことが大切です。 具体的には、 発熱や咳などの症状がある時の連絡先 何度以上の熱で報告するか 受診する病院や相談窓口 出勤可否を誰が判断するか 同居者がいる場合の注意事項 職場へ共有する内容 を事前に決めておきましょう。 また、感染症対策では、本人への説明だけでなく、 受入先・登録支援機関・職場が同じ情報を共有することが重要です。 「本人が連絡してくるはず」と待つのではなく、 定期面談や日常の声かけで体調面も確認しておくと、 早期対応につながります。 具体例に共通する落とし穴 ここまで紹介したトラブル事例の多くは、 「言われれば何となく納得できること」だと思います。 だからこそ、そこに落とし穴があります。 知っていそうなこと、誰かが伝えてくれるだろうと 思われることほど、「他の人がもう伝えているだろう」 という感覚になりやすく、結果的に本人は誰からも聞いていなかった、ということが起こりえます。 一つひとつを「教育しなければならない」と考えると、 大きな負担に感じます。 しかし、同じ会社で働く同僚としての コミュニケーションの一つだと考えると、意外とストレスなく伝えることができます。 また、日頃からたくさん教えてくれる人がいるほど、 外国人材にとっても質問しやすくなります。 その関係性ができていることが、 今後のトラブルを未然に防ぐ大きなポイントになります。 トラブルを防ぐために大切なこと 特定技能外国人の受け入れで大切なのは、 「トラブルが起きた時にどうするか」だけではありません。 そもそもトラブルが起きにくい状態をつくることです。 そのためには、次の3つが重要です。 受け入れ前に、仕事内容と職場ルールを具体的に伝えること 受け入れ後に、相談できる人と仕組みを用意すること 現場スタッフにも、受け入れの目的と関わり方を共有すること 特定技能外国人の受け入れは、単に人を採用して終わりではありません。 企業と本人が、お互いに理解しながら働ける環境をつくることが大切です。 まとめ 外国人材の受け入れには、言葉や文化、 生活面での違いから、さまざまなトラブルが起こる可能性があります。 しかし、その多くは事前の説明、現場の準備、 定期的なフォローによって防ぐことができます。 「外国人だから難しい」と考えるのではなく、 起こりやすい課題を知り、正しい対応策を準備することが成功への第一歩です。 特定技能外国人は、しっかりと受け入れ体制を 整えることで、現場にとって心強い戦力になります。 そして、その受け入れ体制は、必ずしも大きな制度や 特別な改革だけでつくるものではありません。 曖昧な表現を避ける、短く区切って伝える、 理解できているか一言確認する。 このような10秒の心構えの変化が、 外国人材の働きやすさにつながり、トラブルを未然に防ぐ第一歩になります。 次回は、初めて特定技能外国人を受け入れる 企業様に向けて、 「1人から始めるスモールスタート」という考え方をご紹介します。 [no_toc]

日本人が変われば、外国人材も動きやすくなる?

藤原 幹雄

2026.08.10
経営マガジン”ぐっとシナレッジforEXECUTIVE vol.164″を発行しました!
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広報シナジー

2026.08.01
長期インターンシップが“採用”に効く理由 ―― いま取り組むべき3つの価値
キャリア採用
シナジー活動記
新卒採用(大卒・高卒)
経営者向け

長期インターンシップが“採用”に効く理由 ―― いま取り組むべき3つの価値

広島では長期インターンを実施する企業が まだ多くない一方で、質の高い学生との出会いをつくる有効な手段として注目されています。 なぜ長期インターンが良いのか(3つのメリット) ① “見極め”と“育成”を同時にできる 面接だけでは分かりにくい、 仕事への向き合い方・素直さ・やり切り力は、実際の業務参加でこそ見えます。 長期インターンは、実践業務に参加してもらうことで、 評価と成長支援を同時に進められるのが強みです。 ②学生が重視する「成長機会」を提供できる 学生が最も重視するのは、給与よりも業務内容・スキル習得・成長実感。 現場社員からフィードバックを得られる環境が、継続意欲にも直結します。 ③採用広報としても機能する 「長期インターンを本気でやっている会社」は、それ自体が魅力的なストーリーになります。 取り組みを発信することで、採用広報の武器としても活用できます。 “良い長期インターン”の条件(設計のポイント) ☑︎ 業務は「単調作業」ではなく、成長が見えるものに 単調で成長実感がない業務は離脱の原因になります。 学生が「何を得られるか」を具体的に示し、 スキルが積み上がる業務設計にすることが重要です。 ☑︎ フィードバック設計は必須 インターンを“チームの一員”として迎えるなら、 現場社員のフィードバックが欠かせません。 1on1などの機会を設計し、情報を蓄積していく前提で運用します。 ☑︎ 評価基準を最初に明確化する 何を達成すれば「合格点」なのかを事前に定義し、 期待値を揃えることが不可欠です。 あらかじめゴールを共有することで、 学生は自律的に動きやすくなり、迷いなく業務に集中できるようになります。 注意点:成功の分かれ目は“採用プロセス化” 長期インターンは、実施すれば勝手に成果が出る施策ではありません。 大切なのは、関心が高まっているタイミングを逃さず、 意図的に魅力づけの機会をつくるなど、採用プロセスとして設計すること。 また、最終ゴール(例:新卒採用につなげる)から 逆算し、応募〜面談〜受入後の運用まで、 横展開できる形で“型化”していくことが重要です。 まとめ 長期インターンは、良い学生に出会い、育て、 採用につなげるための強力な仕組みです。 ポイントは 「成長できる業務」「フィードバック」「明確な評価」と、 何より採用プロセスとしての設計。 地域的に取り組み企業が少ない今こそ、 丁寧に型をつくることが競争優位になります。 [no_toc]

長期インターンシップが“採用”に効く理由 ―― いま取り組むべき3つの価値

樋野 竜乃介

2026.07.25
製造業の物流はどっちで活用?特定技能「物流倉庫分野」×「工業製品製造分野」比較ガイド
外国人採用
採用担当者向け
経営者向け

製造業の物流はどっちで活用?特定技能「物流倉庫分野」×「工業製品製造分野」比較ガイド

前回の記事では、特定技能の物流倉庫分野について、 制度の全体像や業務範囲の考え方を整理しました。 今回は、物流分野を多く抱える製造業について、考えてみましょう。 製造業の現場では、工場内外に 「物流(入出庫・保管・搬送・梱包・出荷)」の工程が必ず存在します。 そして特定技能の活用を検討する際、 制度開始前の段階から多くの企業が 「この仕事は“物流分野”で組むべきか? それとも“工業製品製造分野”で組むべきか?」 という論点で、事前整理が必要になります。 なお大前提として、特定技能の物流倉庫分野で 受け入れる場合は、就労場所(事業所)が 倉庫業の登録、または 一般貨物自動車運送業/ 特定貨物自動車運送業の許可 を受けていることが前提になります。 (拠点の許認可・登録状況の確認が最初のチェックポイントです) (特に、工場内に倉庫・出荷機能を持ち、物流工程が大きな比率を占めるケースを想定します。) 結論から言うと、同じ“工場の物流っぽい仕事”でも、 物流工程が主で、倉庫・出荷・保管を中心に回るなら「物流分野」 製造工程が主で、ライン作業・加工・組立の一部として回るなら「工業製品製造分野」 という整理が現実的です。 本記事では、製造業における物流業務を題材に、 特定技能「物流分野」と「工業製品製造分野」の どちらで設計すべきかを比較検討できるように、判断軸・具体例・失敗パターンをまとめます。 1. まず押さえる:製造業の「物流」は2種類ある 製造業の物流は、ざっくり次の2つに分かれます。 A. 物流工程(ロジスティクス)として独立している物流 工場併設の製品倉庫・部品倉庫 出荷センター(配送先別仕分け、積み込み) 物流KPI(出荷件数、誤出荷率、在庫精度)で管理される組織 → このタイプは「物流分野」で設計しやすい傾向です。 B. 製造工程(生産)に組み込まれている物流 ラインへの部品供給(ミルクラン、キッティング) 工程間搬送(半製品の移動、通い箱の回収) 生産計画・工程進捗に連動して動く役割 → このタイプは「工業製品製造分野」での設計を検討する余地が大きいです。 2. 比較の全体像:物流分野 vs 工業製品製造分野(考え方の違い) 比較検討のポイントは「作業内容」だけではなく、 主業務の説明可能性(入管に対して)と、指揮命令・契約・配置の整合性です。 観点 物流分野で組む 工業製品製造分野で組む 主業務の中心 入出庫・保管・ピッキング・梱包・出荷 加工・組立・検査など製造工程(+付随物流) 説明のコツ 「倉庫工程が主」「物流KPIで管理」 「製造工程が主」「工程の一部として必要」 配置の姿 倉庫/出荷チームで固定配置しやすい ライン/工程に紐づいた配置になりやすい 混在しやすいリスク 製造作業に寄りすぎると説明が崩れる 物流専従になりすぎると製造分野として弱い 典型的な適合例 製品倉庫、出荷場、資材倉庫 ライン供給、工程内段取り、工程間搬送 ※分野名・要件は制度改定で更新される可能性があるため、最終判断は最新の制度情報と、現場の業務実態に合わせて設計してください。 3. 判断軸①:主業務は「どこで」「何を」しているか(場所×工程) 最初の整理として、次の質問に答えると方向性が見えます。 Q1. 主な就労場所はどこ? 倉庫・出荷場・資材置場が中心 → 物流分野寄り 製造ライン・加工エリアが中心 → 工業製品製造分野寄り Q2. 1日の作業の“中心”は何? ピッキング、梱包、積み込み、在庫管理が中心 → 物流分野 加工、組立、検査、段取りが中心(物流は補助) → 工業製品製造分野 ポイントは「一部含まれる」ではなく、 中心が何かです。 (例:梱包がある=物流、ではありません。製造工程の“仕上げ”としての梱包は、製造側の付随作業として整理されることがあります。) 4. 判断軸②:指揮命令・評価の軸は「物流」か「生産」か 入管説明で強いのは、「誰の指揮命令で、何を基準に評価されるか」が一貫している状態です。 物流KPI(誤出荷、在庫差異、出荷件数)で評価 → 物流分野が説明しやすい 生産KPI(生産数、タクト、歩留まり、工程遅延)で評価 → 工業製品製造分野が説明しやすい 5. 具体例:製造業で“物流分野”として組みやすい業務 以下は、製造業内でも 物流工程として独立性が高い ため、物流分野で設計しやすい典型例です。 製品倉庫での入庫・格納・ロケ管理 出荷指示に基づくピッキング、梱包、ラベル貼付、検品 配送先別の仕分け、積み込み補助(荷役) 在庫棚卸、端末入力(WMS/ハンディ) フォークリフトでの荷役(※必要な講習・安全教育の整備が前提) 注意:製造ラインの人手不足補填として、 途中からライン作業へ常態的に移す運用だと、 物流分野としての整合性が崩れやすいです。 6. 具体例:製造業で“工業製品製造分野”として検討しやすい業務 次は、物流要素はあるものの 製造工程の一部として不可欠 なため、 工業製品製造分野での設計を検討しやすい例です。 ラインへの部品供給(キッティング、ピッキング → 工程へ供給までが一連) 工程内段取り(治具・部材の準備、通い箱の循環) 工程間搬送(半製品・仕掛品の移動)を生産計画に合わせて実施 組立・加工・検査とセットで行う包装・梱包(工程完了の一部) この場合、制度説明では「物流専従」ではなく、 生産工程に密接に連動していることを示すのが重要です。 7. 失敗しやすいパターン(審査・運用で詰まりやすい) パターン1:業務が“日替わり”で、主業務の説明が揺れる 繁忙に合わせて倉庫↔ラインを行き来する運用は現場としては合理的ですが、申請上は説明が難しくなります。 主業務を固定し、補助業務は範囲・割合を整理しておくのが安全です。 パターン2:契約・指揮命令が二重構造で曖昧(構内請負・委託) 製造業では、元請(メーカー)と協力会社(構内請負)が混在しやすいです。 このとき 「誰が指揮命令するか」 「就労場所はどこか」 「工程の中心は何か」 を書類と運用で一致させないと、リスクが上がります。 パターン3:「物流」名目だが、実態は製造補助が中心 梱包・出荷よりも、実態が製品加工・組立補助に寄っている場合は、物流分野での説明が弱くなります。 逆に、製造分野で申請するのに物流専従が中心だと、製造分野として弱くなります。 8. 現場で使える:分野選定のためのチェックリスト 以下のどちらに“YESが多いか”で一次判定できます。 物流分野が向くチェック 倉庫・出荷場での作業が中心 入出庫・保管・ピッキング・梱包・出荷が主業務 WMS/在庫/出荷指示に基づく運用 物流KPIで評価される ライン作業は例外的・補助的 工業製品製造分野が向くチェック 製造ライン/加工エリアでの作業が中心 生産計画・工程進捗に連動して動く 部品供給や工程間搬送が製造工程の一部 生産KPIで評価される 製造作業(加工/組立/検査)も一定割合で含まれる まとめ:最適解は「分野名」ではなく“実態に合う設計” 製造業の物流は、現場の設計次第で「物流分野」としても「工業製品製造分野」としても成立し得ます。 重要なのは、実態(場所・工程・指揮命令・評価)に合う分野を選び、運用も含めて一貫させることです。 倉庫・出荷が主なら 物流分野 ライン・工程が主なら 工業製品製造分野 制度開始(改定)に向けては、いまのうちに ①拠点の許認可(倉庫業登録/運送業許可)の確認 → ②業務の棚卸し(主業務・割合・指揮命令) → ③配属と運用の固定化 を先に整えておくことが重要です。 「物流分野」でいくのか、 「工業製品製造分野」でいくのかは、 名前の好みではなく実態に合う設計で決まります。 早い段階で整理しておけば、 募集要件・面接評価・現場教育までブレずに進められ 制度開始後の立ち上げスピードも大きく変わります。 今後も皆様の受け入れ体制に直結する新しい情報が入り次第、随時お届けいたします。 ご不明な点やご不安なことがございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。 [no_toc]

製造業の物流はどっちで活用?特定技能「物流倉庫分野」×「工業製品製造分野」比較ガイド

藤原 幹雄

2026.07.20
「物流倉庫×特定技能」解禁で採用は変わる|競争前に整える受入れ設計の全体像
外国人採用
採用担当者向け
経営者向け

「物流倉庫×特定技能」解禁で採用は変わる|競争前に整える受入れ設計の全体像

はじめに 2027年4月から「特定技能(物流倉庫分野)」が本格的にスタートする予定です。 人手不足が深刻な物流現場において、 外国人材を正社員として安定的に受け入れられる新しい選択肢となります。 一方で、受け入れを成功させるには 「何をさせて良いか(業務範囲)」や 「拠点の契約形態(類型A・B・C)」など、 申請・運用でつまずきやすいポイントを先に整理しておくことが重要です。 この記事では、制度開始に向けて押さえるべき全体像と、導入時に現場で実務として必要になる設計ポイントを、わかりやすくまとめます。 なぜ今「物流倉庫分野」が追加(解禁)されるのか(背景) 今回、物流倉庫が特定技能の対象として追加される 背景には、現場の人手不足が“一時的な採用難” ではなく、構造的な課題になっていることがあります。 具体的には、EC市場の拡大などを背景に 保管・出荷処理の需要が増え続けていることに加え、 いわゆる「物流2024年問題」を契機に、 長距離輸送の見直しや中継輸送(積み替え・一時保管)の増加が見込まれています。 一方で、倉庫業界では賃上げや自動化投資を進めても 採用が追いつかず、現場の体制整備が追い付かないケースが増えています。 こうした状況を踏まえ、国としても 「倉庫工程を担う人材確保」を重要課題と捉え、 特定技能の対象分野として追加し、 正社員として安定的に受け入れられる枠組みを整備する流れになっています。 ※ここで重要なのは、単に人手を入れることではなく、 受入れ側が 「就労場所」 「指揮命令」 「業務範囲(倉庫工程が中心)」を整理し、 制度に沿って運用できる状態を先に作ることです。 1. スタート時期:2027年4月予定(今から準備が必要) 特定技能(物流・荷役)は2027年4月開始予定です。 開始直後は「試験合格者の争奪戦」になりやすく、 また入管手続き・教育・住居支援など“受け入れ体制の完成度”が採用スピードに直結します。 制度開始を待ってから動くのではなく、少なくとも開始の半年前〜1年前には、 どの工程で何名必要か 受け入れ拠点の類型(A/B/C)はどれか 指揮命令・勤怠・安全衛生の体制はどうするか といった設計を済ませておくのが理想です。 2. 業務範囲の定義(何をやらせて良いか) 特定技能「物流倉庫分野」では、物流工程が主となる業務設計が前提です。 対象となる主な業務(正社員として従事可能) 入庫・格納:トラックからの荷降ろし、検品、棚への格納(荷役機器の使用可) ピッキング:指示書やハンディ端末による商品の取り出し(誤ピック防止の教育が必要) 流通加工:ラベル貼り、セット組み、検針、梱包、包装(日本語の指示理解が重要) 仕分け・搬出:配送先別の仕分け、トラックへの積込み(重量物の取扱いに注意) 在庫管理:棚卸し、ロケーション管理、端末入力(補助的なPC操作はOK) フォークリフト:カウンター・リーチ等の運転操作(日本の技能講習修了が必須) 注意(NGになりやすい業務設計) 以下のような業務に専従させることはできません。 事務作業(伝票作成のみ等)だけを行う 倉庫と無関係な清掃・調理などを主業務として行う ポイントは「物流工程がメインであること」。 仮に清掃や補助作業が含まれても、主業務が倉庫工程であると説明できる業務割合・配置計画が必要です。 3. 倉庫業側の条件(類型A・B・C)— 受け入れ前提の整理 ここでの「類型A・B・C」は、 “受け入れ先の現場で、だれが実態として指揮命令し、 どんな契約で倉庫作業が回っているか”の違いで、 申請時に説明・資料化すべきポイントが変わるための社内整理用の区分です。 (制度上の正式区分名ではなく、現場を整理するための便宜的なラベルです) 結論としては、次の3点をブレなく説明できるかが重要です。 就労場所:どの拠点(住所・倉庫)で働くのか 指揮命令:日々の作業指示・勤怠・安全衛生をだれが管理するのか(雇用主との整合) 業務の中心:倉庫工程(入出庫・ピッキング・仕分け等)が主業務であること 類型A:受入れ会社=倉庫運営者(自社運営に近い) イメージ:倉庫業登録のある会社が、 自社の倉庫(または自社運営の拠点)で、自社の社員として倉庫作業をさせる。 雇用主と現場運営が同じ(または同一グループで一体運用) 指揮命令・勤怠・安全衛生・教育が受入れ会社側で完結しやすい 申請では「どの倉庫で/どの工程を/どの体制で」を比較的整理しやすい 類型B:他社倉庫(元請の現場)で、受入れ会社が請負・委託として入っている イメージ:荷主や大手物流会社の拠点に、 協力会社として人を入れて作業している(構内請負・委託)。 契約関係(請負/委託)があり、現場に元請(発注者)が存在する 雇用主(受入れ会社)と、現場の管理主体(元請)が分かれることがある 申請では特に、次を丁寧に整理するとつまずきにくい 指揮命令の線引き:だれが日々の作業指示を出すのか(元請の指示が強い場合の整理) 就労場所の明確化:実際に働く拠点を特定できるか 業務範囲の担保:倉庫工程が主であること(事務・付帯作業への偏りがないこと) 類型C:運送会社などが、自社拠点で「倉庫工程」とそれ以外が混在している イメージ:運送会社(トラック事業者)などが、 自社拠点で「保管・荷役(倉庫作業)」も行っている一方で、同じ拠点で「配送」「積卸」「付帯作業」なども一緒に回っている物流倉庫。 この類型で重要なのは、 “その人の主な仕事は倉庫工程です”を、 第三者に一目で伝わる形に落とし込むことです。 (混在していると、倉庫工程が主かどうかが見えにくくなるため) 申請・運用での整理のコツは次の3つです。 ①倉庫工程を言葉で切り出す:入庫/格納/ピッキング/仕分け/梱包/搬出/在庫管理…など、担当工程を列挙して“倉庫作業の範囲”を明確にする ②比率で示す:1日のうち(または1週間のうち)倉庫工程が何割かを示し、倉庫工程が中心である根拠を作る(例:倉庫工程80%+付帯20%) ③体制で示す:配置図・シフト・持ち場を示し、「どの時間帯に」「どのエリアで」「誰の指揮で」倉庫工程に入るかを説明できるようにする 4. 特定技能(物流)に求められる専門性とスキル 物流現場の正社員としては、 単なる「移動・運搬」ではなく、現場品質と安全を担える人材として育成する視点が必要です。 1) 現場オペレーションの専門知識 マテハン機器の操作習熟 ハンディ端末・タブレットを用いたリアルタイム在庫管理 WMS(倉庫管理システム)の理解と正確な入力 自動ソーター・搬送ロボットとの協調作業 物流固有の品質管理 荷傷み(荷崩れ)を防ぐ積載・梱包技術 誤出荷ゼロのための「指差し確認」「ダブルチェック」 FIFO(先入れ先出しのルール)、消費期限・ロット管理の理解 2) 必須・推奨されるハードスキル 日本語能力(物流に特化した用語) オリコン、パレット、パレタイズ、バラ、ケース等の専門用語理解 ピッキングリストや配送伝票の正確な読み取り 異常時(破損・欠品等)の報連相 フォークリフト運転技能(最重要) 日本の技能講習(1トン以上は運転技能講習)の修了 狭い場所での旋回、高所棚入れ等の空間把握と安全意識 3) ソフトスキル(正社員としての資質) マルチタスク能力(工程を柔軟に切り替えられる) チームワークとコミュニケーション(日本人スタッフ・ドライバーとの連携) 規律と安全意識(5Sの徹底、安全基準の遵守) 将来的には後輩外国人スタッフの指導役(リーダー候補)も視野に入れます 5. 導入コストの目安(予算取り用) 正社員採用で想定される一般的なコスト相場は以下です。 採用手数料(紹介料):年収の20%〜35%程度(または一律30〜50万円) 登録支援委託費:毎月 2万〜3万円/1名(外部委託の場合) ビザ申請費用:5万〜15万円(行政書士報酬等) 給与:日本人正社員と同等以上(最低賃金クリアだけでは不足になり得る) 要件チェック(予算化の落とし穴) 「同等以上賃金」の担保(同職種の日本人と同水準か) 支援委託費・申請費用まで含めて予算化できているか 6. 【初期から確実に確保する】最短ロードマップ 物流分野の特定技能は、制度開始と同時に競争率が高まりやすい領域です。 初期から確実に、かつ最短で人材を確保するために 「体制→募集→申請→教育」を並行して進めます。 事前の要件チェック 受入れ体制:相談窓口、住居、行政手続き等の設計/運用/記録(面談記録等)まで整備 申請準備:JD(業務割合)、雇用契約、規程、シフト、試験合格証等を入管提出前提で揃える フェーズ1:準備・パートナー選定(1ヶ月目) 受入れ体制の整備(現場リーダー説明、多言語マニュアル(写真付き)準備) 登録支援機関の選定(物流に強く、試験合格者を多く抱える先) 求人票の作成(正社員雇用/昇給・賞与ありを強調) フェーズ2:募集・マッチング(2ヶ月目) ターゲットは次の順で設計すると、スピードと確度が上がります。 国内在住の「物流試験+日本語」合格者(留学生含む) すでに特定技能1号で就労中(他分野含む)で物流へ転換したい層 技能実習等からの移行見込み層(国内) 海外在住の要件充足層(海外採用) ただし、1〜3はスピードが上がる反面、 獲得競争が激しくなりやすいため、 募集開始前に「条件(賃金・住居支援・配属工程)」 「面接枠」「入社までの手続きフロー」を先に固め、 候補者の意思決定を早められる状態をつくるのが重要です。 フェーズ3:ビザ申請・教育(2〜5ヶ月目) ①国内の合格者の場合 在留資格変更申請(標準審査期間 2〜3ヶ月) フォークリフト講習(入社前〜入社直後に予約) 日本語・安全教育(専門用語、伝票理解、現場ルール) ②海外からの合格者の場合 在留資格認定許可申請(標準審査期間 3〜5ヶ月) 日本語・生活教育(入社・就労の前段で整備) 7. 成功のための重要ポイント(現場運用で差が出る) 「日本語レベル」の現実的な設定 N4が基本目安ですが、倉庫では具体指示 (例:「左から3番目の棚」)の理解が必要です。 面接で実技確認(指示理解・動作確認)を推奨します。 キャリアパスの提示 「5年でリーダー」 「2号になれば家族帯同も可能」など、 長期ビジョンを示すことで定着率が上がり、 流出防止にもつながります。 住居サポートの強化 敷金礼金など初期費用の負担、 社宅・借り上げ住宅の提供は、 優秀層の確保に直結する“最大の武器”です。 おわりに 特定技能(物流・荷役)の導入は、 単なる人手確保ではなく、現場品質・安全・定着を見据えた正社員採用の仕組みづくりです。 成功の鍵は「業務範囲の設計」と 「拠点類型(A/B/C)に応じた指揮命令・契約関係の整理」、そして制度開始前からの準備にあります。 2027年4月のスタートに向け、 今のうちから“受け入れ体制”を固め、 初期から確実に人材を確保できる状態をつくっていきましょう。 今後も皆様の受け入れ体制に直結する新しい情報が入り次第、随時お届けいたします。 ご不明な点やご不安なことがございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。 [no_toc]

「物流倉庫×特定技能」解禁で採用は変わる|競争前に整える受入れ設計の全体像

藤原 幹雄

2026.07.10
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2026.07.01
28卒採用、6月から動く企業の決定的な差ーーまずは「夏のインターンシップ」から始めてみませんか
キャリア採用
シナジー活動記
新卒採用(大卒・高卒)
経営者向け

28卒採用、6月から動く企業の決定的な差ーーまずは「夏のインターンシップ」から始めてみませんか

28卒は、まだ先で大丈夫」と思っていませんか? 新年度が落ち着いてくる6月。 そろそろ「来年の採用、どうしようか」と考え始める時期かと思います。 ただ最近の新卒採用は、私たちが思っているよりずっと早く動いているのが実態です。 ひとつ上の学年である27卒の動きを見ると、その様子がよくわかります。 27卒の最新動向を見てみると… つまり、3月の採用広報解禁を待つ前に、 すでに約4割の学生が進路を絞り始めているということです。 さらにマイナビの調査では、 インターンシップ等への参加率は85.6%、 参加して「最も良い印象を持った企業で働きたい」と回答した学生は89.6%にのぼります。 学生は夏の時点で、行きたい会社をかなり絞り込んでいるのですね。 「6月から動く企業」が得られる3つのいいこと 1. 競合が少ない時期に学生と出会える 動き出しが早いほどライバル企業は少なく、じっくり関係を築 けます。 2. 夏のインターンで「お互いを知る」時間がとれる 人柄や働き方の相性をお互い確かめられる機会になります。 3. 採用コストを抑えやすい 従業員300人未満の求人倍率は6.19倍。 母集団が薄くなる前に動けば、採用費も無理なく済みます。 「いきなり本選考の準備を…」と 気負う必要はありません。 28卒採用のスタートラインは、夏のインターンシップです。 次の3つを意識すると、学生との関係性はぐっと深まります。 自社で働くイメージが湧くこと 社員と気軽に話せる時間があること 学生が「ちょっと成長できた」と感じられること おわりに 採用は「動き出した順に、ちょっとだけ有利になる」世界です。 秋に焦って動くより、 6月までに夏インターンを企画して、夏に 学生と出会い、秋からじっくり関係を深めていく。 この流れを28 卒で組めるかどうかが、これからの採用を大きく左右します。 「うちの会社の場合、何から始めればいい?」 と感じられた方は、お気軽に弊社までお声がけください。 一緒にスタートラインを引きましょう。 [no_toc]

28卒採用、6月から動く企業の決定的な差ーーまずは「夏のインターンシップ」から始めてみませんか

樋野 竜乃介

2026.06.25
【2027年4月始動】育成就労制度の「転籍リスク」に負けない!受入企業が今すぐできるリアルな対策
外国人採用
採用担当者向け
経営者向け

【2027年4月始動】育成就労制度の「転籍リスク」に負けない!受入企業が今すぐできるリアルな対策

前回のブログでは、新制度のキーマンとなる 「監理支援機関」の役割について解説しました。 育成就労制度のスタート(2027年4月)まであと1年を切りました。 「仕組みはわかったけれど、 せっかく育てた人材に転籍(転職)されてしまうのが 一番怖い…」 というのが、受入企業の本音ではないでしょうか。 そこで今回は、企業が特に不安視する「転籍」にス ポットを当て、特定技能のデータから見えてきた 「本当に彼らが辞める理由」と、 必須の仕組みに加えて今日から現場でできる リアルな対処法を分かりやすくご紹介します! 疑問①:最大の懸念「転籍(転職)」にはどう備えればいい? 育成就労制度では、一定の条件下(就労1〜2年、日本語力など)で本人の意思による転籍が認められます。 「給料が高い大手や、都会へ逃げられるのでは?」と思いがちですが、実はそれは誤解です。 外国人にとっても転職はハイリスク。 本当の理由は、今の職場への「明確な不満(プッシュ要因)」にあります。 🚨 企業が思いがちなイメージと「本当の理由」のギャップ 誤解】給与の額面だけで選んでいる ⇒ 【現実】「聞いていた手取り額と違う」という不満。 残業がなくて稼げない、天引き(家賃等)が多くて手元に残らないなど、事前の説明不足が原因です。 【誤解】都会(東京など)に行きたいだけ ⇒ 【現実】「近くに同郷の友人がいない」という孤立感。 地方であっても、コミュニティや生活環境が整っていれば定着します。 💡 対処方法:選ばれ、定着する「職場環境」へ 手取り額の「見える化」: 採用時に、天引き額を含めた「実際の手取り額」を母国語でシミュレーションして見せ、納得感を持ってもらいましょう。 キャリアパスの明示 「特定技能」への移行までにどんなスキルが身につき、どう給与が上がるのかを明確に提示します。 疑問②:日本語力の不安…それが転籍リスクを高める? 育成就労の外国人は、まだ日本語が未熟な状態で入国します。 この「言葉が通じないストレス」は、私たちが想像する以上に深刻で、転籍の引き金になります。 ⚠️ 日本語力の不足がもたらす「負のループ」 職場で孤立し、ネガティブになる 指示が理解できない時、日本人の困った顔を見て「自分はいじめられている」と思い込んでしまいます。 SNSの「非公式な誘惑」に逃げる 育成就労では民間の人材紹介業による転籍仲介は全面禁止(ハローワークや監理支援機関のみ可能)ですが、 ルールを無視したSNS上の悪質なブローカーから「うちなら日本語が下手でも優しくて高収入だよ」と直接メッセージが届き、孤立している人ほど騙されてしまいます。 💡 対処方法:必須の「仕組み」と、今日からできる「心のケア」をセットで 言葉の壁を乗り越えるには、公的なサポートと現場の歩み寄りの「両輪」が必要です。 ハードルを高くしすぎず、役割を分けて考えましょう。 【必須の仕組み】翻訳アプリの活用と日本語教育のサポート 安全な業務指示や試験合格のため、 ポケトークなどの翻訳アプリの導入や、 オンライン教材を使った日本語学習のサポートは企業として必須の取り組みです。 社内だけで抱え込まず、前回のブログで紹介した「監理支援機関」の通訳面談なども上手に活用し、まずは「公的な相談ルート」をしっかり整えましょう。 【現場でプラスα!】まずは「一緒に笑うこと」から始める: とはいえ、四六時中「勉強」「アプリの徹底」ばかりでは現場も外国人も疲れてしまいます。 そこで、一番ハードルの低い対策として「休憩時間に一緒に笑うこと」を取り入れてみてください。スマホの写真を見せ合って楽しい話(雑談)をするだけで十分です。 「笑顔」や「笑い声」がある職場なら、 言葉が完璧でなくても「自分は歓迎されている」という最大の安心感に繋がり、必須の日本語学習へのモチベーションも劇的に上がります。 疑問③:受け入れコスト(費用)は以前より高くなる? 手続きの見直しや待遇改善で「コストが跳ね上がるのでは」という心配の声もあります。 💡 対処方法:「長く働いてくれる人材」への投資と捉える 育成就労は、最初から「特定技能への移行(=中長期的な就労)」を前提とした制度です。 つなぎの3年で帰国してしまうのではなく、 5年、10年と自社の主力となってくれる人材の「採用・育成コスト」と考えれば、決して高くはありません。 まとめ:2027年4月に向け、今から企業が動くべきこと 育成就労制度における転籍対策の本質は、 外国人だからと特殊視することではありません。 実は「日本人の若手社員の離職防止」とまったく同じで、人間関係、評価の透明性、 そして何より「職場が明るく、大切にされている実感があるか」に尽きます。   今すぐできるアクション 具体的な内容 1. 現状の処遇・説明のチェック 実際の「手取り額」を明確にし、事前説明とギャップがないか見直す。 2. 現場の受け入れ態勢 休憩時間に楽しい話を共有し、まずは笑顔の雑談から始める。 3. 監理支援機関との密な連携 信頼できるパートナーと、定期的な母国語面談の体制を協議しておく。 新制度をピンチではなく「優秀な海外人材を確保し、 職場を活性化させて共に成長するチャンス」に変えるために、今から一歩ずつ準備を進めていきましょう! 受け入れに関する具体的な手続きなど、 ご不明な点やご不安なことがございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。 [no_toc]

【2027年4月始動】育成就労制度の「転籍リスク」に負けない!受入企業が今すぐできるリアルな対策

藤原 幹雄

2026.06.20
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